受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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 6年生は、年末年始に冬期講習と正月特訓を受講して学力の総仕上げを図ります。それが終わると、いよいよ入試となります。万全の態勢で本番を迎えられるよう、最後の詰めの学習をしっかり行いたいところです。そこで今回は、入試直前期の過ごし方について、永福町校校舎責任者の穴井雅之先生にアドバイスを頂きました。

第95回 「6年生の年明けから入試本番までの過ごし方」回答者/永福町校校舎責任者・穴井 雅之先生

体調管理に気を配り、朝型の生活を 入試直前でもふだんどおりの生活を心がける

 入試本番に実力が100%発揮できるように、体調管理に気を配ることが大切です。風邪やインフルエンザ、ノロウイルスによる胃腸炎などにかからないように、また学校の体育の授業などで、骨折などのけがをしないように気をつけましょう。
 また、朝型の生活に切り替えてほしいと思います。午前入試は、ほとんどの学校で、試験開始時刻を8時30分~9時としているため、その時間帯から脳をフル回転させるには、当日は3時間前の5時30分くらいまでに起床したいところです。そうした早起きに慣れるためにも、夜は早めに寝て、徐々に朝型の生活に切り替えるようにしましょう。たとえば、12月30日・31日、1月2日・3日の4日間で行われる正月特訓は、9時から講習が始まるので、これに合わせて切り替えると、スムーズに朝型に移行できるかと思います。
 次に心がけてほしいのが、サピックスの授業を第一に考えることです。直前に受けた授業の内容が、実際の入試で出題されることも多々ありますから、極力欠席しないようにしてください。また、入試が近づくと不安が募り、集中できないこともあるかもしれませんが、一回一回の授業を大切にするようにしましょう。
 ふだんどおりの生活を送ることも重要です。入試直前になると、家で最後の仕上げをしようと小学校を休む人がいますが、それはお勧めできません。独りで長時間勉強していると、「落ちてしまったらどうしよう」と余計なことを考えて、結局、はかどらないことがあります。そうやって自分を追い込んでしまう人ほど、ふだんどおりの生活を送り、心を整えた状態で入試当日を迎えるようにしてください。

これまでやってきた学習量に自信を持って、 第一志望校の入試に臨んでほしい

 一方、入試直前の学習については、以下の四つのポイントを守っていくことをお勧めします。

①‌苦手科目より得意科目を、思考力を必要とする問題より知識問題を優先しよう!
 苦手科目の克服に時間を費やすのではなく、得意科目で1点でも多く得点につなげようと考えたほうが、入試でも点が伸びます。また、じっくり考えることが必要な問題を勉強していくよりも、国語の漢字や、理科・社会の知識問題など、入試で出題されたら、すぐ得点に結びつくような問題に1問でも多く取り組んでください。
②新しい問題よりも過去に解いた問題で復習を!
 これまでにやったことのないような問題ばかりに取り組んで、解けないと自信をなくすこともあります。それよりも、過去に解いた問題にもう一度取り組み、きちんと解けるようになったか確認しましょう。きっと自信につながります。
③過去問の2回目は、最近2~3年分程度で十分
 科目にもよりますが、一度解いた過去問を直前に再度解くと、前回より良い点数が取れるはずです。自信をつけるために解き直すのもいいでしょう。その際は、また10年分やろうなどと思わなくても、最近2~3年分だけで十分です。
④ミスノートを活用しよう!
 9月以降の大きなテストや模試で、正答率が50%以上の問題でミスをしたものをピックアップして、ノートにまとめましょう。それを入試直前に読み返すことで、自分のミスの癖を振り返ることができます。入試本番で同じミスを繰り返さないためにも、ミスノートを活用しましょう。

 そして最も大切なのが、直前のテストや模試で成績が少し下がったからといって、一度決めた第一志望校をあきらめないことです。また、併願校の入試で不合格になったとしても、最後まで、強い気持ちで第一志望校の入試に向かっていきましょう。サピックス生は6年生になってからテキストだけで、平常授業…4冊×39回=156冊、土曜志望校別特訓…4冊×36回=144冊、GS特訓…6冊×3回=18冊、夏期講習…3冊×18回=54冊、夏期集中志望校錬成特訓…4冊×5回=20冊、SS特訓…(4+2)冊×14回=84冊、冬期講習…4冊×6回=24冊、正月特訓…6冊×4回=24冊に取り組みます。すべて合わせると524冊にも上ります。これに、『基礎力トレーニング』『漢字の要』『コアプラス』といった教材のほか、過去問やテスト直しの分まで加えたら、とてつもない学習量を積み重ねてきたことになります。だからこそ、これまでやってきたことに自信を持って、入試に臨んでください。

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