受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

そこが知りたい!

18年1月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.7
❶入試準備パーフェクトマニュアル: 
❷面接試験ワンポイントアドバイス: 1|

面接試験/ワンポイントアドバイス

 中学受験で合否を決める最大の要素は筆記試験です。面接試験を行う学校でも、一般的には「参考程度」に扱うことが多いようですが、だからといって対策を怠ってよいわけではありません。面接対策が不十分だと不安が残り、筆記試験にも影響する可能性があります。自信を持って試験に臨むためにも、面接対策を万全にしておくことは必要不可欠です。ここでは、面接の基本的なマナーや心構え、よくある質問内容などを紹介します。

受験生の人柄を見る面接試験 個人やグループなど形式は四つ
面接を行う意図

筆記試験ではわからない、受験生の人柄を見る (協調性、積極性など)

報告書(調査書、通知表)の 不明点・疑問点を確認する

入学への強い希望や意思、 入学後の学習意欲があるかどうかを確認する

保護者が学校の教育方針や校風(宗教)を 理解しているかどうかを見る

合格者をどのくらい出すか決めるための参考に、 受験生の併願校を調査する

 近年は、面接試験を行わない学校が大半を占めています。受験生への負担を減らして受験をしやすくすることが、いちばんの理由です。また、合格発表を即日で行ったり、同じ日に午前・午後、2回の入試を実施したりする学校も増加し、面接の時間が取りづらくなっていることも影響していると思われます。見方を変えれば、こうした状況でも面接を実施している学校は、ある程度、面接を重視しているといえるでしょう。学校側が面接を行う意図としては、右記のようなことが挙げられます。

 では、実際には、面接はどのように行われるのでしょうか。実施時期については、筆記試験より前に面接を実施する学校や、1次試験(筆記試験)通過者に対して2次試験として面接や実技を課す学校もありますが、多くの学校では筆記試験の終了後、その日のうちに続けて行っています。

 面接の形式には、大きく分けて四つのパターンがあります。下の図のとおり、「受験生のみの個人面接」「受験生のみのグループ面接」「受験生と保護者の同伴面接」「保護者のみの面接」です。「保護者のみの面接」を行う学校の場合は、受験生の面接はまた別に行います。いずれにしろ、面接の形式によって対策が異なるので、受験する学校がどの形式なのか、事前に調べておきましょう。

面接の形式

これだけは押さえておこう! 面接の基本マナーと心構え
面接を受ける心構えと準備

 筆記試験とは違って、面接では特別に良い点を取ろうとする必要はありません。多くの学校では、形式的な礼儀作法よりはむしろ、子どもらしく生き生きとしているかどうかを見ようとしているので、素直な態度で臨むことが大切です。「自分の自然な姿を見てもらう」という気持ちで向かいましょう。

 事前の準備としてまず必要なことは、願書に記入した内容の確認です。面接では、学校に提出した願書を見ながら質問されることが多いため、面接で答えることと、願書に書いたこととの食い違いは避けたいところ。記入を終えた願書は提出する前に必ずコピーを取り、手元に残しておきましょう。報告書(調査書)の提出が必要な学校の場合は、その項目をチェックし、学校側がどのような内容を知りたいのかを把握しておくことも大切です。

 もちろん、面接官からの質問に対して、きちんと答えられるよう準備をしておくことも重要です。面接で聞かれる質問は、おおよそ決まっています。次のページに「面接でよく聞かれる10の質問」をまとめているので、参考にしてください。ただし、答えを丸暗記して、棒読みのように話すのでは意味がありません。その場の話の流れに沿って、面接官の目を見て話すようにしましょう。

服装と髪型は清潔感が第一

 身だしなみについては、小学6年生としてふさわしい服装・髪型であるかどうかがポイントです。基本的には、シャツやブラウスに、セーターやカーディガンなどを合わせ、下はスラックス、スカートでまとめるとよいでしょう。派手なものや流行のものは避け、清潔感があるシンプルなデザインのものを選びましょう。

 また、不潔でだらしないという印象を与えないよう、歯をきれいに磨く、髪や爪をきちんと切りそろえるなど、清潔で好感を持たれる装いを心がけてください。

 面接に備えてお子さんの服を新調する場合は、入試当日に初めてそでを通すことは避けたいもの。ふだん着慣れていない服では違和感があり、肝心の筆記試験に集中できないことも考えられます。試験前に何度か着用し、体になじませておきましょう。

 なお、保護者の方は、男性は無難にスーツで、女性は派手なアクセサリーや化粧を避け、上品で控えめな装いで臨みましょう。

ことば遣いで気をつける点

 面接はことば遣いのテストではないため、形式よりも話の中身や態度が重視されます。質問に答えるときは「です」「ます」調を使い、返事は「はい」「いいえ」とはっきり言うなどの基本的なルールさえ守っておけば問題ないでしょう。

 特に注意しておきたいのは、家族や身内について話すときです。つい「お父さん」「おばあちゃん」「お兄ちゃん」「おばさん」と、ふだんのように言ってしまいがちですが、身内に敬称をつけるのは好ましくありません。「父」「祖母」「兄」「おば」と言うように意識しましょう。友だちの名前を出す場合も、呼び捨てや「○○ちゃん」などではなく、「○○くん」「○○さん」と言いましょう。

 もし、自分が知らないことや答えにくいことを聞かれた場合は、「わかりません」と答えても大丈夫です。動揺せずに、落ち着いて正直に答えましょう。その場で取り繕って、ごまかしや知ったかぶりをすることだけは避けてください。また、質問の意味がわからなかったり、聞き取れなかったりした場合には、遠慮せずに「もう一度お願いします」と言って確かめましょう。

面接の流れ

18年1月号「そこが知りたい!」シリーズ Vol.7:

(1)入試準備パーフェクトマニュアル: 1 /(2)面接試験ワンポイントアドバイス: 1|

ページトップ このページTopへ