受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

富士見丘中学校

2019年11月19日(火)

基礎学力を土台とした 多彩な探究学習に注力

 京王線・都営新宿線「笹塚」駅から徒歩5分の通学に便利な場所に立地する富士見丘中学高等学校は、2020年に創立80周年を迎える女子進学校です。帰国生の割合が中高ともに約20%と高く、国際性豊かな環境も魅力です。

 あいさつに立った教頭の白鶯訓彦先生は、「2015年にスーパーグローバルハイスクールに指定されて以来、先進的な英語教育とグローバル教育を推進してきました。これまでに蓄積されたノウハウを生かして、中高6年間で自己表現力と実践的なグローバルスキルを高めるプログラムを展開しています」と述べました。

 同校では、あらゆる探究学習の土台となる基礎学力を向上させるため、各教科の特性に合わせて習熟度別授業やチームティーチング、あるいはICTを取り入れた授業を行う一方、豊富な特別講座も開講しています。そのうえで、自主研究「5×2」(中1~3、高2)では、自分で決めたテーマに沿って研究・発表を行います。

 高校では慶應義塾大学や上智大学と連携し、教科横断型のプロジェクト学習に取り組みます。専門的な視点からアドバイスを受けながら学びを深めていくのです。その集大成となるのが多彩なフィールドワークです。高1は岩手県釜石市で災害・経済・環境の問題を考えます。高2はゼミ形式の高大連携授業で台湾、シンガポール、マレーシアの状況について学び、海外フィールドワークでは調査・交流授業・プレゼンテーションなどに英語で取り組みます。このような充実した探究活動を通じて培われた力は、自分の進路を模索する一助となり、その研究成果はAO入試・公募推薦入試での自己アピールにも活用されているそうです。

ネイティブ教員と連携し 〝新旧融合型の英語教育〟を実践

 続いて、英語科主任の町田寛未先生が英語教育について説明しました。同校は、全校生徒数が中高合わせて約400名と小規模でありながら7名ものネイティブ教員が在籍し、指導目標・進捗状況・学習効果を日本人の英語科教員と共有しながら「新旧融合型の英語教育」を実践しています。その特徴は、英文法・長文問題のプリント学習や単語テストなどの「従来型の取り組み」とアクティブ・ラーニング型の授業を両輪として基礎力を充実させるとともに、4技能をバランス良く伸ばしている点です。

 たとえば、中2~高2の全生徒が対象の「Online Speaking」では、1対1で30分間のレッスンを受けた後、話せなかった内容や理解できなかった表現を「自己評価シート」に記録し、辞書などで調べて英語で記入します。また、毎週末の課題「週末エッセイライティング」では、中1・2は日記を、中3以上は英検®準2級~2級レベルのトピックについてのエッセイを書きます。生徒から集めた「自己評価シート」やエッセイは、必ず日本人の教員とネイティブの教員が2人で添削し、ていねいな解説や講評を添えて返却します。このようにきめ細かく指導することで英語力が鍛えられ、昨年度の中3生は、GTECのライティング部門で高3生の全国平均を上回る113点をマークし、75%が英検®準2級を取得しました。

 町田先生は「本校では多種多様なプログラムを与えて終わりにせず、全員が成果を実感できるまで徹底的にフォローします。授業で鍛えた英語力を強みにして、自分自身の世界を広げてほしいと願っています」と結びました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 中3の理科の実験の様子。1人1台のノートパソコンを使用し、実験データをクラス全体で共有します

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