受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田佐賀中学校

2020年6月28日(日)

早稲田大学の精神を礎に、
確かな学力と豊かな人間力を備えたグローバルリーダーを育成

 文部科学省が私立大学に求める「入学定員管理の厳格化」により、首都圏の人気大学は軒並み難化しています。なかでも、創立150周年に向けた中長期計画「Waseda Vision 150」を発表した早稲田大学は、慶應義塾大学とともに最も合格が難しい私立大学の一つです。そうした背景もあり、早稲田大学の付属校・系属校はいずれも人気が高くなっています。特に近年、寮のある中高一貫校として首都圏の受験生の応募を増やしているのが、大隈重信ゆかりの佐賀県(唐津市)に2010年に開校した早稲田佐賀中学校・高等学校です。

 生徒の6割程度は、校舎から徒歩12分の附設寮「八太郎館」で生活しています。寮生の約35%が東京都をはじめとする首都圏の出身者だそうで、今年は15名のサピックス卒業生が入学し、寮生活を送っています。

 この日の説明会はオンラインで開催されました。教頭の覚前宏道先生は、最初に「コロナ禍の状況でも『学びを止めない』を第一に、オンラインでの授業を早急にスタートさせました」と、休校期間中の取り組みについて説明しました。今年3月、政府からの要請を受けて休校を決定した後、期末考査の返却を済ませ、寮生は全員が帰省。その後、休校が長期化することを前提に、春休み中にオンライン学習の体制を整えました。4月中旬には動画による授業配信を開始し、5月の連休明けには会議ソフトを導入して、双方向型の授業を実現したそうです。説明会では、中1の英語授業の様子が映像で紹介されました。生徒の興味を引くさまざまな演出のほか、例文や要点を簡潔にまとめたコーナーなどもあり、オンライン学習ならではの「楽しみながら理解させる工夫」が満載です。覚前先生は「今回のコロナ対応を機に急速にICT化が進み、今後、同じような事態に陥ったとしても、慌てずに対応できる自信がつきました」と力強く述べました。

 同校では、開校以来、英語教育やグローバル教育にも力を入れています。たとえば、中1ではネイティブ教員による英会話授業、中2・3では週1回オンラインで海外にいる外国人英語講師とのマンツーマンレッスンを行い、実践的な語学力を磨いています。また、今年度は残念ながら中止となりましたが、中3生全員が参加するフィリピン・セブ島語学研修をはじめ、オーストラリアへのターム留学(高1)、シンガポール交換留学(高2)といった海外プログラムも充実。また、系属校からの早稲田大学推薦入試に向けてのTOEFL対策講座や、大学進学後のエッセー課題の書き方の指導なども行っているとのことです。

 ほかにも、将来を強く意識させるキャリア教育の機会が多く、在校生の保護者が講師を務める職業講演会「フロンティアセミナー in WASEDASAGA」や職場体験学習(ともに中2対象)、進路講演会(高1)、早稲田大学学部説明会(高2)などを通じて、成長段階に応じた職業観を育んでいます。

 寮生活については、「高1までは4人部屋で、高2から個室となっていて、高1以下は集団学習室で勉強しています。食事は地産地消の献立で、地引網体験や餅つき大会など、唐津ならではの寮行事も催されます」と紹介しました。覚前先生は、「共同生活ゆえの小さなもめごとも起こりますが、自己管理力が培われます。思いやりの心も育ち、一生の仲間ができるなど、得るものは大きいと思います。お子さま自身が、寮生活に関心があるようなら、ぜひ入学をご検討ください」と結びました。

イメージ写真 地元の祭り「唐津くんち」や「クリーンアップ作戦in虹の松原」への参加、唐津焼体験など、地域の人々との触れ合いを通じて人間性を育む取り組みもあります。部活動も盛んで、2021年には高校ラグビー部が新設されます

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