受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

立教池袋中学校

2020年7月3日(金)

変わらぬ理念で教育改革を実践し、新しい時代が求める人材を育てる

 1896年に立教尋常中学校としてスタートし、「キリスト教に基づく人間教育」を建学の精神に掲げる立教池袋中学校・高等学校。「テーマを持って真理を探究する力を育てる」「共に生きる力を育てる」を教育目標に、生き方にテーマのある主体的な人間の育成をめざしています。

 この日のオンライン説明会で広報室長の増田毅先生は、新型コロナウイルス感染症の影響によるさまざまな問題や社会の変化について触れ、「これからの社会に求められる能力とはどんなものでしょうか」と問い掛けました。そしてその答えにつながるものとして、同校で取り組む教育活動を紹介しました。

 キリスト教精神に基づき、感謝やいたわりの気持ちを育む人間教育を実践する同校での学校生活について、増田先生は「異性を意識せず、伸び伸びと6年間を過ごすことで、潜在能力が最大限に引き出されます。仲間と共にクラブ活動や学校行事に取り組むなかで、生涯の友人としての絆が深まります」と述べました。1学年の生徒数は約150名、1クラスは平均37名と少人数なので、教員と生徒との距離が近く、生徒の自主性を重んじながら信頼関係を育めるそうです。

 同校の教科教育の特色の一つは、興味を探究できる豊富な選択講座です。中1・2は週3時間、中3は週2時間の「選修教科」の授業があり、基礎から発展まで幅広い内容の講座の中から自由に選択できるため、生徒は自分の不得意な部分を補う一方、得意分野をさらに伸ばすことが可能です。高3で毎日2時間ずつある「自由選択講座」も、生徒は自分の進路や興味に合わせて選択します。このほか、生徒が関心を持った職業を通して自身の生き方を考える「キャリア学習」(高1)、英語力を高める「TOEIC WEEK」(高3)などの特別プログラムも用意しており、高2からは卒業研究論文にも取り組みます。

 定評のある英語教育については、4技能の習得をめざしたカリキュラムを展開。異文化交流によって国際感覚を養うことができる語学研修・海外留学・キャンプなど、本物の英語に触れる機会が豊富です。

 大学進学後を視野に入れた独自の一貫連携教育も大きな魅力です。高3では、立教大学で講義を受講することができる「大学講座特別聴講生制度」があります。大学生と同じ基準で評価され、認定された単位は高校での修得単位になると同時に、立教大学に進学した際は、大学の卒業に必要な単位としても認められるとのこと。このほかにも、大学教員の特別講座や、立教大学生による中学生対象の補習講座、同校卒業生によるクラブ活動サポートなどがあり、大学との連携により中身の濃い教育が行われています。

 続いて、ICTを活用した授業にも対応できる充実した学習環境がスライドとともに紹介されました。増田先生は「本校では早くからICT教育の環境整備に取り組んできました。高校生は1人1台のタブレットPC(2-in-1)を使用して授業を行っており、今回、新型コロナウイルス感染症の予防策として行われた在宅学習においても、遠隔授業をスムーズに運用することができました」と強調しました。

 立教大学への進学者はおよそ9割。推薦の順位を決める「学部学科決定ポイント」の比重は高校3年間の学業成績が55%、卒論が20%で、残り25%の「自己推薦項目」では、みずからテーマを持って取り組んできたものが評価の対象となります。増田先生は、「大学でも単に知識を積み重ねるだけではない、テーマを持って学び続ける人材が必要とされています」と述べ、「これからの社会で求められるのは、深い思考力と幅広い知識を備えたうえで、他者の気持ちを理解しながらリーダーシップを発揮できる力ではないでしょうか。本校は、変わらない教育理念の下、どんな時代にもマッチした教育を実践しています」と結びました。

イメージ写真 キャンパスは池袋駅から徒歩10分。都市型の学校でありながら、人工芝グラウンドや50mの温水プールなど、都内有数の充実した運動設備が整っています

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