受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

広尾学園中学校

2020年6月8日(月)

先進的なICT教育環境を完備 全校生徒にオンライン授業を実施

 2007年の校名変更と共学化以降、さまざまな教育改革を推し進め、受験生の人気を集める広尾学園。教育方針に「新しい時代に活躍できる人材を輩出する」ことを掲げ、グローバル社会で必要とされる問題解決能力やコミュニケーション能力を養成しています。この日の説明会は、サピックス主催としては初めてのオンラインによる開催となりました。

 この日、最初に登場したのは広報部統括部長を務める冨田宗良先生です。「本校では教育理念である『自律と共生』を柱とした国際教育・サイエンス教育に力を注ぎ、バランスのとれた人間性を育むキャリア教育を実践しています」と述べ、その内容を紹介しました。同校では生徒全員が専用のデバイスを使用し、多くの授業で先進的なICT技術が活用されています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の予防策として、4月15日からオンライン授業が行われ、全校生徒約1700人が週6日、1時間目から6時間目まで、平常時とほとんど変わらない時間割で、自宅のデバイスを使って授業を受けたそうです。

 続いて、教育内容が紹介されました。2020年度の中1は男子112名、女子176名の合計288名が入学。同校では生徒の男女比を特に定めていないので、学年ごとに男女比が異なるとのことです。国公立大学や難関私立大学をめざす「本科コース」、医学部や難関大学の理工系学部をめざす「医進・サイエンスコース」、英語力を生かし国内外の難関大学をめざす「インターナショナルコース」の3コースがありますが、いずれのコースでも、「問題解決能力やコミュニケーション力」「グローバルな視野」「高度な語学力」「最先端のICTスキル」を重視したカリキュラムで、高校進学時にはコース変更も可能です。「生きた英語」の習得を重視して27名もの外国人教員をそろえているのも特長で、多様な科目を英語で学べる教育環境が整っています。

「使える英語」を重視した教育で 豊かな国際教養を身につける

 この日、冨田先生が多くの時間を割いて説明したのは「インターナショナルコース」の教育内容です。このコースは英語圏からの帰国生だけでなく、中学から本格的に英語を学ぶ生徒も受け入れてクラスを編成します。主要な教科を英語で学ぶ「アドバンスト(AG)」と、英語力を基礎から伸ばす「スタンダード(SG)」の二つのグループがあり、定員はそれぞれ20名です。

 このうちAGでは語学力をさらに高め、国内外の難関校への進学をめざします。一方、SGの英語の授業では、外国人と日本人の両方の教員から指導を受け、英語4技能を基礎から学びます。毎朝のホームルーム前に英会話の時間もあり、美術や技術家庭などは英語で授業が行われるなど、日常的に“英語のシャワー”を浴びることになりますが、これにより、中3終了時にはAGの生徒に引けを取らない英語力の獲得をめざします。さまざまなコンテストへの出場も推奨しており、この日の説明会でも、ネイティブさながらの流暢な英語でスピーチをするSGの生徒の姿が動画で紹介されました。

 2020年度の大学進学実績については、既卒生を含めると、東京大3名をはじめ国公立大に71名、国公私立の医学部医学科には40名が合格。慶應義塾大に48名、早稲田大に74名、海外の大学にも78名が合格しています。医進・サイエンスやインターナショナルコースからだけでなく、本科コースからの合格実績も堅調な伸びを見せているそうです。

イメージ写真 インターナショナルコースでは、高い専門性を持つ27名の外国人教員が各教科の授業を担当します

www.hiroogakuen.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ