受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

吉祥女子中学校

2020年6月16日(火)

多彩なオンライン授業で実践される 知的探究心を育む「深い学び」

 1938年に創立された帝国第一高等女学校を前身とする吉祥女子中学・高等学校は、高い大学進学実績で知られる女子進学校です。建学の精神である「社会に貢献する自立した女性の育成」を実現するため、「知的探究心を育みましょう」「言葉と行動に責任を持ちましょう」「互いの価値観を尊重しましょう」の三つを校是としています。

 オンラインで開催されたこの日の説明会の冒頭、あいさつに立った校長の萩原茂先生は、「吉祥女子では授業だけでなく、クラブ活動や学校行事も大切にして文武両道を実践しています。本校は、いろいろなタイプの生徒に居場所があり、多様な出会いのある学校です。本校の教育活動を知り、志望校の一つとして考えていただけると幸いです」と語りました。

 続いて、広報部長の杉野荘介先生が具体的な教育内容を説明しました。この日、杉野先生が最初に紹介したのが、「新型コロナウイルス感染拡大のなかでの学びの継続」という観点から休校期間中に注力した取り組みについてです。

 従来から校内Wi-Fi環境を整備し、全生徒にG-Suiteアカウントを配布してきた同校では、早くも4月13日からオンラインによる遠隔授業を開始しました。授業は通常の時間割どおりに全科目について実施し、30分授業を平日は6コマ、土曜日は4コマ行いました。生徒の知的探究心を育む「深い学び」をオンラインで実践するため、先生方が各科目の特性に合わせてアイデアを凝らした授業を行ったそうです。

 とりわけ、新入生である中1に対してはきめ細かく配慮し、仲間づくりに寄与する企画やバーチャル校内案内などを行いました。また、留学中の高校生を中心に、アメリカ友好校のオンライン高校生国際会議に参加。この日の説明会では、学校制作の各種動画に期間限定でアクセスできるQRコードも紹介されました。

入試はこれまでの3回から2回に 科目や配点などは従来どおり

 続いて、カリキュラムについての紹介もありました。同校では、高2から希望進路ごとに文系・理系・芸術系(音楽と美術)の三つに分かれて学びます。国公立大学や医学部を志望する生徒も少なくなく、習熟度や進路に合わせた多彩な授業が行われています。

 また、生徒の「もっと学びたい」という気持ちを刺激するプログラムも用意されています。たとえば放課後には、ピアノ・ソルフェージュ・茶道・華道・中国語会話など、多彩な課外授業が希望制で行われ、中学生は約30%が受講。興味・関心の幅を広げているそうです。

 一方、豊かな人間性を養うために生徒主導で行う学校行事も大切にしています。例年9月に行われる吉祥祭(文化祭)についても、「生徒の自治活動を止めたくない」との考えから、今年は11月7日・8日に延期し、校外の方向けにはWebで実施するとのことでした。

 2021年度入試からは、これまで2月1日・2日・4日の計3回行われていた入試が、2月1日と2日の2回となります。定員は1日の第1回が134名、2日の第2回が100名となり、複数回受験者は追加合格の選考対象となります。入試科目や配点などは従来どおりで、変更はありません。詳細は最新の募集要項をご確認ください。

イメージ写真 クラブ活動も活発で、インターハイ出場の経験を持つ弓道クラブのほか、中高合同で活動するサッカークラブなど、さまざまなクラブがあります

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