受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

本郷中学校

2020年6月30日(火)

勉強と部活動との「文武両道」で
縦のつながりを深めながら切磋琢磨

 高松藩松平家第12代当主の賴壽(よりなが)氏が1922年に創立し、今年で98周年を迎える本郷学園。都心にありながら、広い人工芝のグラウンドがある同校は部活動が盛んで、なかでもラグビー部は、スポーツ推薦で選手を獲得していないにもかかわらず全国大会で活躍している強豪です。一方で、国公立大学や難関私立大学への合格実績も着実に伸ばしています。

 この日のオンライン学校説明会は、校長の佐久間昭浩先生による学校紹介から始まりました。同校は「個性を尊重した教育を通して国家有為の人材を育成する」という建学の精神を実現するための教育目標として、「強健・厳正・勤勉」を掲げています。佐久間先生は「人材育成のための大切なキーワードは、『縦のつながりを重視する』ということです」と話します。その代表といえるのが部活動です。ラグビー部や陸上競技部といった体育系の部活動が盛んなイメージがありますが、近年は科学部、地学部、社会部などの文化系のクラブも全国規模の大会で活躍しているそうです。このほかにも先輩と後輩が一緒に活動する機会が多く、先輩は後輩に成功体験を伝え、互いに刺激し合いながら成長する文化が醸成されています。佐久間先生は「生徒にとって学校は、安心して失敗を経験できる場所です。混とんとした世の中を力強く生き抜くために、学校という空間を生かして、勉強だけでなくさまざまなことにチャレンジし、心・技・体をバランス良く成長させていってほしいと願っています」と語りました。

 次に、入試広報部長の野村竜太先生から、教育活動における取り組みについて説明がありました。同校では、教育目標を日々の学校生活で実践するために、『文武両道』『自学自習』『生活習慣の確立』という教育の三本柱を定めています。『文武両道』で重視しているのは「つながり」です。「文(勉強)」で学んだことを「武(部活動など)」に、「武」で学んだことを「文」に生かし、一つの話を聞いて2倍成長することを意識させています。

 また、部活動で培った縦のつながりを、授業や進路指導にも生かしています。たとえば、5月に行われる合同授業では、中1と中2がペアになり、先輩から後輩へ勉強や生活習慣に関するアドバイスをします。

 続いて『自学自習』の代表的な取り組みとして、「本数検」が紹介されました。本数検とは「本郷数学基礎学力検定試験」の略で、同校が独自に実施する数学の検定試験です。成績に直接影響するものではありませんが、結果はすべて職員室前に張り出され、優秀者は全校生徒の前で表彰されます。これによって「先輩や後輩に負けたくない!」という気持ちが生まれ、自学自習が促されるそうです。

 『生活習慣の確立』では、手帳を活用したスケジュール管理を行います。新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中も、授業動画での学習と並行して手帳への記入を継続したことで、生活リズムが整い、目標を持って日々の学習に取り組めたそうです。野村先生は「休校は、学校に行くことの意味を再確認する機会にもなりました。ICT機器の便利さを実感しましたが、それだけですべてを完結させるのではなく、生徒が仲間と会い、互いに高め合う場をこれまで以上につくっていきたいと考えています」と結びました。

 オンライン説明会の最後に、保護者の方から「通塾の必要性について」「2021年度入試について」などの質問が寄せられました。「中高6年間を通して、学校の勉強だけで大学入試に十分通用する教育を行っています。『得意科目を伸ばしたい』など、明確な目標があれば通塾もよいでしょう」「2021年度入試は前年度からの変更はありません。複数回受験した場合は繰り上げ合格の対象となる優遇措置があります」とのことです。

イメージ写真 ラグビーやサッカーの公式試合ができる広い人工芝グラウンド、屋上テニス・バレーボールコートなどの施設・設備が充実。勉強と部活動を両立できる環境が整っています

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