受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

北嶺中学校

2020年7月4日(土)

2021年には新教室棟・新寮棟が完成し、ますます充実した教育環境に

 1986年に北海道初の完全中高一貫校として開校した北嶺中・高等学校。イギリスの全寮制パブリックスクールをモデルに、少数精鋭のリーダー教育を実践する北海道屈指の男子進学校です。難関大学や医学部医学科への高い合格実績で知られ、2020年度は既卒生を含めて、東京大学に17名、北海道大学に31名が合格しました。医学部医学科へは国公私立合わせてのべ60名が合格しています。

 同校では、現在新しい施設の建築を進めており、2021年7月にはICT機器を設置した新教室棟と、30の寮室や大展望風呂などを備えた新寮棟が完成する予定です。また、新型コロナウイルス感染症対策のため、全身消毒液噴霧装置を校内に設置し、充実した授業をオンラインで継続できるシステムも整えました。

 オンラインで開催されたこの日の説明会では、校長と寮監長を兼務する谷地田穣先生が、学校生活や寮生活の様子などについて紹介しました。世界で活躍するリーダーの育成をめざす同校では、さまざまなプロジェクトを推進し、主体的な学びの姿勢を培うと同時に、資質として求められる思考力・判断力・表現力を高めています。

 まず、「G(グローバル)プロジェクト」では、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学で特別プログラムを受講するほか、英語でのディスカッションやプレゼンテーションなどを行う海外修学旅行(高1)、京都大学で学ぶ外国人留学生と巡る京都・奈良研修旅行(中3)、英語を母語とする講師による英会話講習などを実施し、英語のコミュニケーション能力を高めるとともに異文化理解を深めます。また、「S(サイエンス)プロジェクト」では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)研修やNASA(アメリカ航空宇宙局)研修など、科学分野に特化した3か年の研修プログラムを用意しています。「L(ロースクール)プロジェクト」では、中1~高2の全生徒を対象に、法律に関連する幅広いテーマの授業を行い、講演やワークショップのほか、プレゼンテーションや模擬裁判なども実施します。このような取り組みを通じて多角的に物事を観察し、議論をするために必要な「リーガルマインド」を身につけ、法学への理解を深めます。

 このほか、医学部進学に特化した「M(メディカルスクール)プロジェクト」では、医療セミナーへの参加、大学病院の見学、訪問診療研修、離島でのへき地医療について学ぶ「Dr.コトーキャンプ」など、多彩な医療研修を体験します。さらに今年度からは、中1から高1まで必修のコンピューターサイエンス教育「プログラミングアカデミー」もスタートしました。

 最後に、青雲寮についての説明がありました。全校生徒777人のうち、約4割の309名の生徒が寮で共同生活をしています。寮には、個別指導を行う専門スタッフが常駐し、手厚い学習支援体制が敷かれていることが大きな魅力です。午後7時からは学校の先生や寮教諭による全学年対象の夜間講習も開講されています。チューター制度もあり、同校のOBである現役の医師・医学部生が寮生の学習をサポートしています。また、健康で充実した毎日を過ごせるよう、食事は、朝・昼・夕食に夜食を加えた4食を、栄養バランスを考えて提供するなど、生活面での配慮も万全です。休日にはプロ野球観戦やジンギスカン祭りなど、寮独自のイベントが毎月開催され、寮生同士の絆を深めているそうです。

 2021年度入試は1月8日に行われ、会場は札幌(本校)・旭川・函館・釧路・帯広・仙台・東京・名古屋・大阪の計9か所です。また、受験区分は専願・併願A・併願Bに分かれ、それぞれ合格ラインが異なります。谷地田先生は「入寮を希望する場合は、専願でも過去問で6割以上を解けるようにしておいてください」とアドバイスしました。

イメージ写真 北海道の自然豊かな環境で、確かな学力を養い、仲間と切磋琢磨できる充実した学校生活が送れます

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