受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

巣鴨中学校

2020年7月1日(水)

努力を重ねて成功した経験が達成感をもたらし、成長の糧になる

 巣鴨中学校・高等学校は、思想家で社会学者の遠藤隆吉博士が1910年に開設した「巣園学舎」を前身としています。創立以来、「努力主義」を重んじる校風の下、「硬教育」を実践し、学界・実業界・政界・医学界など、さまざまな方面で活躍する人材を数多く輩出してきました。

 説明会の冒頭、入試広報部の大山聡先生が、新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の学校の対応について説明しました。同校では、早くも3月から動画サイトや学習支援システムを使って「一方向型授業」の動画と課題を配信。さらに、Web会議アプリ「Zoom」による「双方向型」のオンライン授業やホームルームなども段階的に導入しました。6月から分散登校がスタートし、7月には全員登校に切り替わりました。感染防止対策として、学校にはサーモカメラや非接触型体温計を用意していることなども伝えられました。

 また、校風を特徴づける「硬教育」について、大山先生は「みずから努力して、難しいことや、『努力すればできるはずのこと』『がんばらないとできないこと』に挑戦してみる、そんな生徒に育てることを指します。それを成し遂げたときに、努力の先にある達成感を得て、子どもは成長するのです。生徒たちには、努力を通じて自分の夢をかなえ、社会で活躍する人材に育ってほしいと願っています」と述べました。そのことばどおり、同校には日々の授業はもちろん、校外学習や学校行事にも、『努力する姿勢を育む仕掛け』がたくさん用意されています。心身の鍛錬につながる伝統行事としては、真夜中に約30㎞の山道を歩く「大菩薩峠越え強歩大会」や、毎年夏休みに千葉県館山の北条海岸で行う遠泳「巣園流水泳学校」、1月の「早朝寒稽古」などが行われています。

 続けて、クラス編成について紹介。中1・2では学力別クラス編成は行わず、基礎学力の定着を図ります。中3・高1では、数学の成績上位者を集めた「数学選抜クラス」を1クラス設置。授業の進度は他のクラスと変わりませんが、深く掘り下げた授業を展開しています。この数学選抜クラスのメンバーは成績の上下により、学期ごとに入れ替わるため、生徒たちは切磋琢磨し、数学の力を伸ばしています。一方、高2・3では、文理別のクラスに分かれ、英語・数学・国語のみ習熟度別授業を導入。高3では、週19時間の選択授業が設定されており、希望する進路に合わせて自由に選択することが可能です。

 次に、国際教育を担当する岡田英雅先生より、英語教育や国際教育についての説明がありました。まず、英語教育については、中1・2の英語で、ネイティブ教員と日本人の教員とのチームティーチングによる「コミュニケーション」の授業を行い、早い段階からスピーキング力を鍛えています。また、中2からオンライン英会話を導入し、フィリピンの講師と1対1で会話するなどして、語学力に磨きをかけていきます。

 国際教育では、高1・2の希望者を対象に、イギリス屈指の名門校であるイートン校で、サマースクールを実施しています。これは、イートン校が作成した3週間のプログラムに沿って授業を受け、英国の歴史と文化を学ぶものです。また、中2~高1を対象に、イギリスから招いた講師たちと6日間を過ごす宿泊研修「巣鴨サマースクール」も実施。岡田先生は「講師陣には、高学歴であるだけでなく、セミプロの歌手や元英国代表選手(水泳)など、多彩な経歴を持つ方を招いています。世界で経験を積み、教養にあふれた先生方から学ぶことで、生徒の人間的な成長にもつながるはずです」と話しました。さらに、「フレンドシップアグリーメント」という制度を利用すれば、イギリスの名門校クライストカレッジ・ブレコンで1年間の留学を経験した後、そのままカレッジに残り、オックスフォード大学やケンブリッジ大学に進学することもできます。このほかにも、ターム留学やオーストラリアでのウインタースクールなど、さまざまな国際教育プログラムが紹介されました。

イメージ写真 校舎内には、約130の閲覧席を完備した図書館のほか、茶室もあります。広いアリーナと卓球場を備えたギムナシオン(体育館)の屋上はテニスコートになっています

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