受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

城北中学校

2020年7月11日(土)

授業はもちろん、部活や行事も充実。豊かな人間性と高い学力を養う環境

 1941年の建学以来、「人間形成と大学進学」に力を入れてきた城北中学校は、東京23区内にありながら約4万㎡の広大なキャンパスを有する男子進学校です。生徒たちは恵まれた環境のなかで、学習はもちろん、部活動や学校行事にも熱心に取り組み、充実した学校生活を送っています。

 この日のオンライン説明会では、冒頭で学校紹介映像が流された後、入試委員長の清水団先生から教育の特色について説明されました。清水先生は同校の特徴として「教員と生徒の距離が非常に近いこと」を挙げ、「生徒から自由に教員に声を掛けて質問をする雰囲気があります。また、教員からも生徒に積極的に声掛けをしています」と話します。

 同校では、中高6年間を「基礎期(中1・2)」「錬成期(中3・高1)」「習熟期(高2・3)」の3期に分けています。中学棟で過ごす「基礎期」は、基本的な生活習慣の確立と学力の定着を目標としています。小テストを頻繁に行い、学習の遅れが心配される生徒には補習などできめ細かくフォローしつつ、2年間で中学3年間の内容をほぼ学び終えるカリキュラムとなっています。また、先生方は、学習と部活動との両立が上手にできるように、一人ひとりをサポートしているそうです。

 「錬成期」からは高校棟での生活が始まり、自主的・自立的な学習習慣を少しずつ確立していきます。中3で選抜クラスを1クラス設置し、高1からは2クラスに増やしますが、これには中高一貫教育で中だるみしがちな生徒の自覚を促す狙いがあります。清水先生は、「高校から入学してくる生徒の存在も良い刺激になっています」と話します。

 そして、「習熟期」の高2以降は、文系・理系に分かれたクラス編成となり、文理それぞれに選抜クラスが設けられます。そして高3になると主要教科では演習中心の授業が行われ、それぞれが希望する進路をめざします。

 続いて、ICT教育について説明がありました。同校でのICT教育の核となっているのが、アクティブ・ラーニング専用教室「iRoom」とタブレットです。調べ学習やグループワーク、発表などに活用されています。また、タブレットは、高1で年25回実施されるオンライン英会話でも利用されています。

 英語力や国際感覚を磨く機会も数多く用意されており、昨年度は3日間を英語のみで過ごす「イングリッシュ・シャワー」(中1~高1の希望者が対象)、オーストラリア語学研修(中3・高1の希望者対象)が実施されました。また、3か月のターム留学(高1の希望者対象)では、昨年度は約10名がアメリカ・カナダ・オーストラリアなどの提携校へ向かったそうです。

 これらの取り組みが実を結び、今春の大学入試結果は東大8名(うち現役7名)、東工大8名(同7名)、一橋大5名(同4名)、京大9名(同4名)、慶應義塾大85名(同59名)、早稲田大132名(同106名)の合格者を輩出しました。医学部医学科合格者は60名(同29名)です。

 「本校の卒業生にアンケートを取ったところ、卒業時の満足度については、『満足・ほぼ満足』と回答した卒業生が84%もいました。特に友だち・先生・部活動への満足度が高いようです。中学からの入学生269名のうち、6か年皆勤が65名というデータも、充実した学校生活を反映しているといえるでしょう」と清水先生は胸を張ります。

 最後に、保護者の方々から寄せられた質問に答える時間が設けられました。そのなかで、医学部志望者へのサポートの有無については、「高2以降、受験対策としてさまざまな講座が設けられており、医学部の小論文対策講座なども用意しています。また、理系の選抜クラスでは、一人ひとりの志望大学に合わせたプリントを配るなど、個別対応も行っています」とのことでした。そして、同校の校風や生徒の気質については、「本当に性格のいい、友だちのことをいろいろ心配するような生徒が多いと思います。男子校なので元気がありますが、家庭でしっかり教育された優しい子どもたちです。ですから、本校でも責任を持って、しっかりした教育を展開していきたいですね」と抱負を語り、説明会を締めくくりました。

イメージ写真 約4万㎡のキャンパスには、広大なグラウンド、柔道場や剣道場がある武道館、温水プール、蔵書約6万冊の図書館など、充実した施設が整っています

www.johoku.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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