受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

攻玉社中学校

2020年7月13日(月)

校訓「誠意・礼譲・質実剛健」の下、
日本の未来を創り出す、新時代のリーダーを育成

 蘭学者であり、明治六大教育家の一人でもある近藤真琴が1863年に創立した私塾を起源とする攻玉社中学校・高等学校。157年の歴史を持つ伝統校でありながら、1990年には国際学級を開設するなど、早くからグローバル化を推し進めてきました。「誠意・礼譲・質実剛健」という校訓の下、「6年一貫教育を推進する」「道徳教育を教育の基礎と考え、その充実のために努力する」「生徒の自主性を尊重し、自由な創造活動を重視して、これを促進する」「強健な体力、旺盛な気力を養う」という四つの教育目標を掲げ、感謝の気持ちを忘れない、礼儀正しい、飾らぬ自分で勝負する「一本筋の通ったスマートな男性」の育成をめざしています。

 オンラインで開催されたこの日の説明会では、教頭で広報企画部長の岡田貴之先生が同校の教育について紹介しました。岡田先生が最初に触れたのは、学校名の由来となった中国の古典『詩経』にある「他山の石以て玉を攻(みが)くべし」ということばです。「多感な中高6年間で他者から刺激を受けて、自分の長所を伸ばし、潜在能力をいかに開花させるかが重要です。本校の使命は、生徒の学力を入学時より向上させ、自己実現を図れるよう指導することにあります」と岡田先生は話しました。

 同校は都内の男子校唯一となる国際学級を設置しているほか、他校に先駆けて算数入試を導入するなど、生徒の多様性を重視しています。岡田先生は「多様なバックグラウンドを持つ生徒同士が、互いの個性を尊重し合いながら切磋琢磨しています。また、素直な生徒が多く、どんなタイプの生徒にも居場所がある学校です」と話します。

 文武両道を実践する校風でもあり、ほとんどの生徒がクラブ・同好会・愛好会に参加しています。サッカー部・バドミントン部・テニス部にはそれぞれ100名を超える部員が在籍しています。また、文化系ではレゴ部やガンダム研究部といったユニークなクラブも活動しています。

 続いて、話題はクラス編成とカリキュラムに移りました。中1・2は一般学級5クラスと国際学級1クラスという編成で、学習習慣を身につけさせると同時に基礎学力を養います。中3・高1ではそれぞれ選抜学級を1クラス設置し、自主的学習態度の確立と、基礎学力の充実・強化を図ります。そして、高2になると、主として私立文系・国公立文系・私立理系・国公立理系をそれぞれ志望する4コースに分かれますが、受験まで約30名ずつの8クラス編成できめ細かく指導しています。国語・数学・英語については、成績不振者を対象に放課後の補習授業を実施するなど、ていねいなフォローを徹底する一方で、発展的な内容を学習したいという意欲のある生徒には、自由参加の特別講習や夏期特別講座も用意されています。

 進路指導にも力を入れており、中3・高1を対象としたキャリアガイダンス講演会を年3回実施しているほか、高1・2を対象に、志望系統別の難関大学入試動向を知ってもらうための進路講演会も年2回行って、生徒の意識を高めています。これらの取り組みを導入した2010年度以降、東大合格者数は2桁を継続しています。

 また、岡田先生は、これから育てていきたい力として「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「質問力」の三つを挙げました。プレゼンテーション能力を育てる取り組みとして、英語暗誦大会や自由研究発表会など、人前で発表する機会を増やしているそうです。最後に岡田先生は「先行きが不透明な時代においては、想定外の問題が起きた際の対応能力や、問題の本質を見抜く力が大切です。中学受験では、第一志望校に合格できるのは受験生の3割程度だといわれています。本校を第一志望としていなかった受験生にも『攻玉社に入学してよかったな』と思ってもらえる学校でありたいですね」とのメッセージを送りました。

イメージ写真 体育系・文化系とも部活動が盛んなことでも知られる同校。レゴ部、ガンダム研究部などユニークなクラブもあります

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