受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

山脇学園中学校

2020年7月13日(月)

自発的な学習をサポートする「SSI」で、自学自習の習慣を身につける

 1903年に設立された山脇学園は、2009年度から学校改革「山脇ルネサンス」をスタートさせると同時に、新たな教育目標を「社会で生き生きと活躍する女性のリーダーの育成」としました。最新設備がそろう教育環境の下、探究的な学習の実践に力を注ぐ同校では、これからの国際社会で求められる創造的な学びの力や論理的思考力の育成をめざしています。

 オンラインで行われたこの日の説明会は、学校紹介動画の上映から始まりました。2006年3月に同校を卒業したOGのフリーアナウンサー落合由佳さんを進行役に、ニュース番組のようなスタイルで、校内設備や教育方針、卒業生の活躍などが紹介されました。

 そのなかで、同校の教育の特長として挙げられたのが、課題解決型学習エリア「アイランド」が整備されていることです。英語の学びを行う「イングリッシュアイランド(EI)」、科学の学びを行う「サイエンスアイランド(SI)」、人文科学を学ぶ「リベラルアーツアイランド(LI)」から構成され、各エリアでは、さまざまな体験学習プログラムが体系的に実践されています。

 たとえば、ネイティブ教員が常駐するEIは、外国に留学したような環境で英語を能動的に学ぶ空間です。イギリスの街並みが再現されていて、学校・レストラン・カフェ・フラワーショップ・銀行・シアターなどがあり、そこでのコミュニケーションはすべて英語で行われます。ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントも体験でき、英語4技能をバランス良く伸ばします。一方、SIには四つの実験室、二つの研究室、屋外実験場があり、自然科学のおもしろさを追究できる環境が整えられています。そして、LIでは中3の「探究基礎」の授業を軸に、知識を運用する力や発信力を育てるアクティブ・ラーニング型の学びを展開。模擬裁判や模擬国連の活動なども行われています。

 中3では希望制の特別プログラムとして、「英語チャレンジプログラム」と「科学研究チャレンジプログラム」に参加できます。このうち「英語チャレンジプログラム」はEIを拠点に英語をツールとした活動を行うクラスで、朝礼・昼食・終礼・放課後活動などを可能なかぎり英語で行います。年度末にはイギリスを訪問し、ホームステイをしながら現地校での語学研修に参加します。また、「科学研究チャレンジプログラム」は、昼休みや放課後に、SIの「生命科学系継続研究室」と「科学技術系継続研究室」で本格的な研究活動に取り組みます。このほか、西表島で野生生物の調査活動を行う「西表野生生物調査隊」、ロボット製作やプログラミングなどに取り組むハイレベルなグループ研究などが行われているそうです。

 さらに2019年には、自発的な学習をサポートする「セルフスタディアイランド(SSI)」が設置されました。ここでは専属教員が午後7時まで常駐しています。また、3号館の4階全体を使った広々とした空間には、進路学習情報センター、図書館、マルチメディアルームのほか、午後6時30分まで使用できる自習室もあり、自学自習の習慣づくりをサポートします。

 続いて、中高6年間の学習カリキュラムに話題が移りました。中学では基礎学力の充実を重視し、中3の後期から高校の学習内容に入ります。高2で文系・理系のいずれかを選択し、高3では各自が志望大学の入試に必要な科目を学び、実戦的な学力を培っています。自主的に学ぶ姿勢を育む取り組みとして、放課後の補習講座、得意科目を伸ばす「スキルアップ講座」、長期休暇中の勉強合宿なども行っているそうです。

 このような充実したサポートの成果として、難関大学への進学実績も好調です。2020年3月の卒業生234名のうち、国公立大学には8名、早稲田大学には13名、慶應義塾大学には10名、医学部医学科には3名、海外大学には2名がそれぞれ現役合格したと紹介されました。

イメージ写真 東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅から徒歩5分。赤坂のビル群を見渡すキャンパスは広く、三つの課題解決型学習エリアで探究型の学びが実践されています

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