受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

神奈川大学附属中学校

2020年7月17日(金)

先進的なICT教育とグローバル教育で
主体性を伸ばし、学び続ける生徒を育てる

 神奈川大学附属中学校・高等学校は、1985年に神奈川大学の創立者である米田吉盛の教育理念の下に設立されました。この日、オンラインで開催された説明会の冒頭であいさつに立った副校長の小林道夫先生は、「本校の教育目標は『学び続ける生徒を育む学校』『社会的進学結果が評価される学校』『先進的な教育に挑戦する学校』です」と述べ、三つの教育目標の実現に向けた取り組みを紹介しました。

 生徒に寄り添い、希望する進路を実現するためにきめ細かい指導を実践している同校は大学付属校ですが、卒業生の9割以上が他大学に進学しています。国公立大学や難関私立大学を中心に好調な大学合格実績をあげている背景には、週6日制授業、毎週実施している確認テスト、土曜勉強会、「0時間目」の朝講習、「7時間目」の放課後講習、卒業生チューターによる「KUゼミ」といった充実したプログラムがあります。

 また、神奈川大学の施設などを見学する「神奈川大学見学」(中3)、同大学の教授を招いて行う「学部学科説明会」(高1)、授業や研究の一端を体験する「一日神奈川大学生」(高2)などのプログラムも用意され、付属校のメリットを生かして中大・高大の連携を強化しています。小林先生は「『DNA遺伝子実験講習』や『宇宙エレベータープロジェクト』といった最先端のテクノロジーに触れる機会もあり、研究室での学びを知ることが進路を考えるきっかけになっています。6年間の学習を通して生徒が自分の将来像を思い描き、その夢や目標を実現できるように進路指導を行っています」と話しました。

 特に力を入れているのがICT教育です。中2から高2までが1人1台のタブレットPCを所有し、生徒個人が主体的に学習管理を行うシステムを整備しています。また、クラウドサービスを利用して、学校の授業でも家庭での学習においても、教材を使った学習やレポート作成、課題などに取り組むことができます。一方で、教員も公開授業を重ねながら、ICT機器を活用した授業スキルを磨いてきました。そのため、同校では、3月に新型コロナウイルス感染症の影響で休校となってからも、さまざまなアプリケーションを駆使して、学習を継続できたそうです。小林先生は休校期間中を振り返り、「早くも4月14日からは、全学年のすべての授業をオンデマンドで配信できるようになりました。ホームルームや健康状態の確認もオンラインで実施しました。本校ではICT機器を最大限に活用してきめ細かい指導を行い、生徒が安心して学べる環境を整備しています」と強調しました。

 もう一つの柱となるグローバル教育については、生徒一人ひとりに「世界」とのつながりのなかで生きているという自覚を持たせること、そして多様な「他者」との交流を通して自己のアイデンティティーを確立し、「世界の中で生きる力」を育むことを目標としています。中学では4日間の英語漬けの合宿(Breakthrough English Camp)、中3・高1対象の英国語学研修、高校では海外姉妹校(韓国)との交流や海外研修プログラム(イギリス・イタリア研修、ベトナム・カンボジア研修)を用意。生徒たちは国際感覚を身につけ、「世界を見る目」を養っています。さらに、国内の大学を受験しながら、アメリカやイギリスの提携校にも出願できる海外協定大学推薦制度(UPAA)があり、海外大学に進学するという選択肢も広がっています。

 2021年度の中学入試は従来とは日程・科目等が変わります。これまでは2月2日(帰国生を含む)・3日・5日のそれぞれ午前に算国理社の4科(帰国生は算国と面接)で入試を行っていましたが、2021年度は12月22日に帰国生入試(算英)を新設したうえで、一般入試は2月1日午後(算国)・2日午前(算国理社)・4日午前(算国理社)の3回実施します。詳細は学校ホームページをご確認ください。

イメージ写真 四季折々の花や緑に囲まれた17万㎡を超える広大なキャンパス。陸上グラウンドは2020年3月に全面的に人工芝化され、体育の授業や部活動にも利用されています

www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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