受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝浦工業大学附属中学校

2020年7月21日(火)

2021年度から中学も男女共学化し、新カリキュラムもスタート

 1922年創立の東京鐵道中学を前身とする芝浦工業大学附属中学高等学校。1982年に芝浦工業大学中学校・高等学校として中高6か年の一貫教育をスタートしました。その35年後の2017年に、現在の豊洲キャンパスに移転すると同時に、高校を共学化し、校名に「附属」の2文字を入れて芝浦工業大学附属中学高等学校となりました。そして、女子も理工系をめざす時代の流れを追い風に、2021年から中学でも新たに女子生徒の募集を開始します。

 この日のオンラインによる説明会で、校長の大坪隆明先生は中学共学化について「今の社会の流れとまったく無縁ではないと感じています」と語り、芝浦工業大学でも女子学生が年々増加し、就職も非常に良い状況が続いていると強調しました。また、「理工系」をキーワードに掲げ、同校の教育においては、ものづくりの過程や、ソフトウェアと社会とのつながりを実体験として学べる機会をたくさん用意していることをアピール。「幼いころにロボットや自動車をつくりたいと夢見るお子さんは多いのではないでしょうか。保護者の方は『がんばってね』と応援しますが、そうした夢を現実に近づけていく方法を持っていることが本校の強みです」と結びました。

 中学の教育内容については、教頭の佐藤元哉先生が説明しました。「算数が好き」「理科の実験が好き」「ものづくりが好き」という生徒がたくさん集まってくる同校では、世界で活躍する理工系人材の育成を意識した教育を行っています。言語教育にも力を入れていますが、これも、自分のことばで語ることのできるエンジニアになってほしいという思いが背景にあるからです。

 大学との連携によるさまざまな講座も設けています。なかでも全学年で展開する「ショートテクノロジーアワー」は、同校の真骨頂とも呼べるもので、国語・英語・音楽など、すべての教科と科学技術とのかかわり合いを学ぶ特別授業です。また、中1から「工学わくわく講座」と題した大学との連携教育も実施。中1の7月には、芝浦工大の豊洲キャンパスで丸一日をかけて「ものづくり」に挑戦します。中3の「サイエンス・テクノロジーアワー」は、理工系の多様な専門分野に親しむためのプログラムで、2時間の特別授業を隔週で実施しています。

 また、理工系の知識を正確に伝達するために必要な日本語・英語・コンピューター言語の運用能力育成にも力を注いでいます。中1・2では「論理力・伝達力・分析力」を柱に、ことばを操る技術を訓練する「ランゲージアワー(言語技術教育)」を展開。グローバル教育としては、25年前より中3全員が参加するアメリカでの約2週間のホームステイ型の海外教育旅行を実施。芝浦工業大学への推薦入学をめざす生徒のうち、成績・意欲・適性などの審査を経て合格した者に、大学への早期推薦決定と同時に高3の2学期に約2か月半、アメリカの現地校で学べる短期留学制度も設けられています。また、2021年度から導入される新カリキュラムでは、ICTを駆使した課題・問題解決能力を養う探究授業を展開する予定です。21世紀の社会で、学問・職業において未来を創造できる人物の育成をめざします。

 2021年度入試については、広報室長の斎藤貢市先生より説明がありました。午前に行われる第1回(2月1日)・第2回(2日)・第3回(4日)は、国語・理科・算数の3教科ですが、第1回・第2回では国語と算数の時間内に、聞いて解く問題(リスニング)を実施します。また、2020年度は2月6日に実施した第一志望入試に代わり、2月2日午後に、言語技術・英語のいずれか1科目と算数の計2科目による「特色入試」を新設します。なお、募集人員は、第1回が75名、第2回が40名、第3回が25名、特色入試が15名です。詳細は学校ホームページでご確認ください。

イメージ写真 2021年は共学化・新カリキュラム・新入試がスタートする改革の年です。STEAM教育と中高大連携に加え、2つの探究型授業で「工学の基礎をもとにグローバルな視点で未来を創造する」生徒を育てます

www.ijh.shibaura-it.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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