受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

白百合学園中学校

2020年6月19日(金)

キリスト教精神に基づく全人教育で 社会に貢献できる「実践力」を育む

 白百合学園は、17世紀のフランスに誕生したシャルトル聖パウロ修道女会を母体とし、1881年に設立されました。創立以来、キリスト教の精神に根差した価値観の下で豊かな感性と知性をバランス良く身につけた、社会に貢献できる女性の育成をめざしています。英語に加えてフランス語も必修としており、生徒は二つの外国語に触れることでグローバルな視野を育んでいます。

 説明会の冒頭で、入試広報部長の瀧澤裕子先生が教育内容について説明しました。瀧澤先生は、同校がめざす「キリストの愛の教えを基盤とした全人教育」に触れ、「愛と奉仕の精神」を形に表す場として、朝礼や終礼、ミサなどを挙げました。「日々の祈りや聖書のことばを通じて、 他者への思いやりの心や感謝の気持ちが養われます。そして、生徒たちはボランティア活動に積極的に参加することで、相手を尊重し、互いに思いやる気持ちを育んでいきます」と述べ、その代表的な行事として、全校生徒によるクリスマス奉仕活動や被災地訪問などを紹介しました。

 一方、学習システムについては、英語・数学・国語で習熟度別授業を採用し、生徒それぞれの学力に合った指導を行っています。小テストや課題などを通して学習内容の定着を図り、理解が不十分なまま進むことがないよう、補習や追試などを行ってきめ細かくサポートしています。各教科の指導で大切にしているのは、「自分で考え、問題を発見し、解決する力や表現する力を育てること」で、生徒たちは大学受験にとらわれず、情緒面も深める真の教養を身につけているそうです。

多彩な国際交流プログラムを通じ グローバルな視野を養う

 続いて、語学教育については西原野絵先生が説明しました。英語は週に5時間、フランス語は週に1時間、いずれも日本人とネイティブの教員が連携して少人数制授業を行っています。国際教育のプログラムも充実させ、英語とフランス語のネイティブ教員とコミュニケーションできる「外国語の部屋」を毎日昼休みに開放。このほか、日本に留学中の大学生と交流する「グローバルヴィレッジ」(中3)、アメリカ人の女子学生を招き、女性が活躍する社会などについて英語で話し合う「エンパワーメントプログラム」(高1・2)、アメリカ・フランス・ニュージーランドへの短期留学プログラムなど、語学力を伸ばすとともに、広い視野から物事や将来について考えるプログラムが豊富に用意されています。

 休校期間中や分散登校中の対応については、再び瀧澤先生が説明しました。課題や教材、CDなどは学習手順の説明文とともに、2週間に1回の頻度で郵送したそうです。瀧澤先生は「動画配信も行いました。外国語教育では発音やリスニングなど、音声による学習が不可欠なので、動画を用いた授業はたいへん有効でした」と話しました。また、目への負担や集中力が持続する時間を考慮し、1回の動画は10分前後に設定したうえで、一つの単元を数回に分けて配信するなど工夫したそうです。

 6月の分散登校では、週2日、対面授業を実施しました。「週3日の家庭学習日には、動画配信によるオンライン授業を継続しました。また、Web会議アプリ『Zoom』を使ったライブ授業も実施し、フランス語ではチームティーチングも行いました」とのことです。

イメージ写真 創立母体の修道会名にちなんで命名されたポーリニアンホール。白百合の花がいたるところにデザインされています

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