受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

渋谷教育学園渋谷中学校

2020年6月23日(火)

「自調自考」の6年間を通して 国際的な人材を育む

 1996年に開校し、今年で創立25年目を迎える渋谷教育学園渋谷中学校。「自調自考の力を伸ばす」「国際人としての資質を養う」「高い倫理観を育てる」という教育目標を掲げ、21世紀の国際社会で活躍できる人間の育成をめざしています。

 この日のオンライン説明会には、入試対策部部長の鈴木一真先生が登場し、冒頭で同校の三つの教育目標を詳しく紹介しました。鈴木先生は「本校の基本理念は、教育目標でもある『自調自考』です」と前置きしたうえで、「中高6年間の学校生活のなかで、考える機会をなるべく多く与えて、『自らの手で調べ、自らの頭で考える』力をつけていきます。規制が少ない自由な校風であるのも、ルールを作ることによって生徒から考える機会を奪わないようにするためです」と説明しました。

 次に、多くの帰国生が在籍していることについて、「一般入試で入学した生徒も、帰国生から刺激を受け、積極的に英語に取り組むようになります。他国の言語や文化に触れてグローバルな知識や考え方を身につけ、国際的に通用する国際人になってほしい。それが二つめの教育目標です」と述べました。また、三つめの「高い倫理観」については、「難しく聞こえますが、『友だちとの約束を守る』『うそをつかない』といった当たり前のことが当たり前にできること。多様な価値観を認め合う自由な学校だからこそ、互いを尊重することが大切なのです」と話しました。

シラバスに沿った教育で 能動的な学びをサポート

 同校では、6年間を2年刻みで3ブロックに分け、それぞれの成長段階に合わせたカリキュラムを用意しています。シラバス(学習設計図)に沿って、生徒が意欲的に学習に取り組める中高一貫教育を展開し、Aブロック(中1・2)は1クラスを約35名で編成することで、きめの細かい学習指導を行っています。Bブロック(中3・高1)では1クラスが約40名となり、「自調自考」の学習がより強く求められます。進路に関しても、客観的に自分を見つめ、「どんなことをやりたいのか」「どのような人間になりたいのか」を考えていけるよう指導しているそうです。Cブロック(高2・3)からは、それぞれの進路に向けた学習が本格化し、選択授業も増えていきます。鈴木先生は、「どの大学・学部を受験することを選択しても、希望する進路に向かって、わたしたち教員がしっかりとフォローしていきます」と力強く語りました。

 このような充実した学びが実を結び、2020年には東京大学35名(現役27名)、京都大学7名(現役5名)をはじめ、国公私立の難関大学や医学部、海外の大学にたくさんの合格者を輩出しています。

 中学入試に関しては、「点数の差がつきやすいのは、国語と算数。今年の合格ラインは得点率6割強でした。これを目安に過去問を解いてみてください」とアドバイスがありました。現時点では、2021年度入試は例年どおり行われる予定です。

 最後に鈴木先生は、学校の特徴として「都心にあるキャンパス」を挙げ、立地の安全性と通学のしやすさを強調しました。さらに、「もう一つの特徴は共学の進学校であることです。これからは男女が共に社会に参画していく時代。男女共同で学校生活を送る経験からは学ぶことも多く、何より自然な環境だと思います」と、その魅力を伝えました。

イメージ写真 地上9階・地下1階建ての校舎は明るく快適。クラブ活動には登戸や宿河原の専用グラウンド、代々木公園なども利用しています

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