受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

栄光学園中学校

2020年7月10日(金)

弱い立場の人のために働ける 真のリーダーを育てる学びを

 カトリック教会の修道会の一つであるイエズス会によって、1947年に設立された栄光学園。「生徒一人ひとりが神から与えられた能力を十全にのばし助けること」を教育理念とし、学習指導と生活指導を両輪とした全人教育を実践しています。

 この日、オンラインで行われた説明会の冒頭で、広報委員長の古賀慎二先生は「学校の様子を感じていただけるよう、動画や写真を多く用意しました」とあいさつし、高3生有志から新中1生に向けて贈られたビデオメッセージの映像を流しました。新型コロナウイルス感染症の影響による休校が長引き、待望の中学校生活を自宅でスタートせざるを得なかった新入生に向けて「栄光学園の楽しさを知ってもらい、歓迎の気持ちを伝え、激励したい」との思いで作られたもので、残念ながら今年は中止となってしまった栄光祭(文化祭)をはじめとする学校行事や部活動の様子が、高3生のコメントを挟みながら楽しく紹介されています。その映像について、古賀先生は「リモート撮影で急きょ制作したものなので、プロ並みの仕上がりとはいえませんが、『後輩のために何かをしたい』という強い思いは感じていただけるのではないでしょうか。本校のモットー"MEN FOR OTHERS, WITH OTHERS"には『他者のために、他者とともに生きる』という意味があります。弱者のために何ができるのかを考えて行動する、そんな精神が育つ校風が栄光にはあるのです」と述べました。

 さらに「6年間で培ってもらいたい資質」として、昨年の入学式での望月伸一郎校長先生の次のような祝辞が紹介されました。

 「学校生活の基盤は各教科の学習です。しかし、ただ知識を得るためだけなら、通学する必要はありません。皆さんが栄光坂を上って毎日ここに来るのは、仲間と同じ時間、同じ空間を共有するためです。本校は学校行事が多く、部活動や委員会活動もたいへん盛んです。自分の意見を伝え、周囲の考えを受け止めながら、一つの目標のために共に努力していくという体験を通じて、リーダーとして欠かせないコミュニケーション能力が養われるでしょう。そして何より大切なのは、『何のために学び、学んだものをどう使うのか』ということです。ぜひ、自分より弱い立場の人のために働ける人になってください」

五感で感じる授業で伸ばす 自分の考えを発信する力

 ペアワークやディスカッションを多く取り入れた英語、広大なキャンパスに出て豊かな自然に触れる理科など、五感を使った授業の様子も動画で紹介されました。「養いたいのは、観察力や思考力、そして主体性です。もちろん講義や演習中心の授業もあり、基礎学力は徹底的に定着させます。そのうえで発展的な学びは各教員の裁量に委ねられているので、どの教員も創意工夫を重ね、知的好奇心を奮起させる授業を行っています」とのことです。

 同校の入試問題はいずれの教科でも記述問題が多いことで知られています。古賀先生は受験生に向けて、「本校の学びではインプットしたものをアウトプットする能力が求められます。だからこそ、入試でも受験生一人ひとりの考えを見たいのです。加点方式で採点するので、間違いを恐れずにとにかく書いてください」とのアドバイスを送りました。

イメージ写真 2017年に完成した新校舎の設計は、新国立競技場の設計を手掛けたOBの隈研吾氏が監修。南棟のグラウンド側は全面ガラス張りで、目の前には豊かな緑が広がります

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