受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院女子中等科

2020年7月31日(金)

切磋琢磨して個性を伸ばし、思考力・表現力を育む

 1885年に華族女学校として創立されて以来、「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につける」という教育方針を掲げている学習院女子中・高等科。卒業生のうち、5~6割が併設の学習院大学や学習院女子大学に進学し、そのほかは国公立大学や早慶上智をはじめとした難関私立大学に進学しています。

 オンラインで開催されたこの日の説明会では、最初に科長の増渕哲夫先生が休校期間中の学校の取り組みを紹介しました。4月から5月いっぱいまで続いた休校期間には、「スタディサプリ」や「ロイロノート」といった学習ソフトを活用し、課題の配布・提出や動画の配信を行ったそうです。そして、6月1日以降は、サーマルカメラによる検温を実施するなど、生徒の健康をしっかりとチェックする態勢を整えたうえで分散登校を行いました。

 続いて、増渕先生は「本物に触れる」「過程を大切にする」「表現力を身につける」という同校の学びの基本方針を紹介しました。理科の授業は中1から実験・観察を重視。スルメイカの体内の器官やツツジの花の構造など、身近な教材を扱いながら「本物に触れる」体験を重ね、科学分野への興味・関心を引き出しています。また、生徒による学び合いの活動として、ディスカッションやグループワークを積極的に取り入れ、思考力と表現力を育んでいます。少人数での指導は、国語・数学・英語・体育(水泳)・技術家庭・道徳といったさまざまな教科で行っているそうです。

 次に、同校の学習環境が画面に映し出されました。緑豊かなキャンパスには、開学当時の華族女学校をイメージした風格ある校舎、約11万冊もの蔵書数を誇る図書館、二つの体育館、温水プール、1周200mのトラックを有するグラウンドなどがあります。増渕先生は「生徒一人ひとりがダイヤモンドの原石であると考え、お互いに切磋琢磨して個性を磨き、それを伸ばしていく教育活動を大切にしています」と強調しました。

 また、委員会を中心とした、生徒による企画・進行で実施される学校行事も同校の特徴として紹介されました。運動会は学年対抗で行われますが、競技によっては中等科生が高等科生に競り勝つ大番狂わせも見られ、会場は大きく盛り上がるそうです。八重桜祭(文化祭)は、文化系クラブの発表会という位置づけで実施され、図書委員会による古本市や書道選択者の作品展示などを含め、充実した活動の成果を発揮する場となっています。部活動は活動日が決められているので、部によっては兼部も可能とのこと。こうした行事や部活動を通じて、先輩・後輩の絆や同級生との連携を育み、生徒一人ひとりの精神的成長を促して自己肯定感を育てています。

 最後に、中学入試について説明がありました。記述式の問題が多く、解答に至るまでのプロセスも採点対象となります。国語の長文読解の文章の流れや構成、人物の心情の変化を読み解く力が問われます。文章を客観的・論理的に読み、読み取った内容をまとめる力が重視されるのです。算数は、途中式や考え方も採点対象となるため、図を活用して考える訓練や作図の練習もしておくとよいとのこと。理科は4分野から出題され、正確な記述力が求められます。社会は地理・歴史・公民の3分野とも基礎知識をしっかりと定着させ、語句に使われている漢字は正確に書いてほしいとのことです。

 2021年度入試の日程は、帰国生入試が1月23日、A入試が2月1日、B入試が2月3日です。保護者同伴面接も実施されます。「小学校での活動などについて質問しますが、あくまでも参考程度です。受験番号順に行うので、実施時間の目安はホームページをご覧ください」とのこと。また、2021年度は新型コロナウイルス感染症の流行を防止するため、窓口での願書受付は行わず、郵送での受付のみとなります。なお、A・Bの両日程に出願・受験した場合に限り、B日程の面接試験はありません。

イメージ写真 学習面については、学びの“深度”を重視して授業を進めているのが特徴です。生徒間の学び合いを促しながら思考力と表現力を育んでいます

www.gakushuin.ac.jp/girl 別ウィンドウが開きます。

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