受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

頌栄女子学院中学校

2020年8月3日(月)

英語教育やライフデザインに力を注ぎ、大学合格実績も好調

 頌栄女子学院は、現校長である岡見清明先生の曽祖父、岡見清致先生によって1884年に設立された女子伝統校です。「神の栄光をほめたたえる」という意味の「頌栄」という校名が示すように、キリスト教の教えを基盤とした教育によって、高雅な品性や豊かな国際感覚を養って、社会のために貢献・奉仕できる人材を育成しています。

 この日の説明会はオンラインで行われました。プロテスタント校として聖書の教えを基盤に置く同校の一日は、毎朝の礼拝から始まります。また、中学・高校ともに週1回、合同礼拝が行われ、聖書の授業は必修です。授業は週5日制ですが、これも日曜日には教会に足を運んでほしいという方針によるものです。

 また、大学受験のための指導に偏らず、将来を見据えた幅広い「ライフデザイン」としての進路指導に力を入れているそうです。同校では、「どんな生き方をしたいか」「どのように社会貢献をしたいか」を生徒とともに考えたうえで、その帰結として、どんな大学で何を学び、どんな職業をめざすかを決めていく指導を、発達段階に応じてきめ細かく実践しています。

 同校の教育の特徴としては、伝統的に英語を重視している点が挙げられます。全校生徒のうち約2割が帰国生で、1学年5クラスのうち3クラスが帰国生と一般生の混合クラスになっています。すべての生徒が、中学3年間のなかで一度は混合クラスを経験するようにクラスを編成しているそうで、一般生にとっても英語が自然に身につきやすい環境となっています。バッググラウンドの異なる多様な生徒がいることで、他者を尊重しながら互いに高め合う、明るい校風が根づいていることも魅力です。

 定評のある英語の授業は、中1から高1まで週6コマありますが、一般生はそのうちの2コマがネイティブ教員による英会話です。ネイティブ教員は7名おり、中1から高1まではクラスを二つに分けての少人数制の指導も行われます。

 大学合格実績も見事です。2020年3月の卒業生について見ると、東京大学に3名、東京外国語大学に6名、一橋大学に6名、早稲田大学に44名、慶應義塾大学に27名が進学しました。ここ数年は、2人に1人が国公立大学または早慶上智に現役で進学しているそうです。

 学習指導では、無理な先取り学習は行わず、こまめな小テストで理解度を確認しながら進み、基礎・基本の充実を図っています。高2から文系・理系に分かれて授業を行いますが、近年は理系進学者が増え、学年の約4分の1が理系クラスに在籍しているとのこと。高3では週3日、午後から選択制の授業を実施し、大学入試に備えます。大学入学がゴールではなく、しっかりとした学力を身につけ、その後の学問に対応できる深い学びの力を身につけさせることが目標です。

 クラブ活動も盛んです。現在、同校には約35のクラブがあり、生徒のほとんどがいずれかのクラブに所属しています。部活動、学校行事、ボランティア活動などにも積極的に取り組む生徒ほど、大学受験においても非常に良い結果を残しているそうです。

 最後に、中学入試に関する説明がありました。「すべての科目において、問題文をしっかりと読み、出題の意図を把握して解答するよう心がけてください。国語では、漢字の書き取りは『止め』『はね』に注意しましょう。慣用句やことわざなどのことばの学習も重要です。算数では正確な計算力を養うとともに、途中式をことばで補足する習慣も身につけておいてください。理科・社会では時事問題を切り口とした出題もされていますので、新聞やニュースなどに関心を持っておくとよいでしょう」といった具体的なアドバイスがありました。また、保護者同伴で行われる面接は、例年、原則として受験番号順に実施されます。「6年間おつき合いするうえで、最初の保護者会といった考え方で実施しています。堅苦しく考えずにご出席ください」とのことでした。

イメージ写真 都営浅草線「高輪台」駅から徒歩1分。緑豊かな中庭は生徒の憩いの場となっています

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