受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

明治大学付属明治中学校

2020年8月6日(木)

10年一貫教育を推進し、実践的なプログラムで“学ぶことの楽しさ”を知る

 明治大学が設置する唯一の直系付属校である明治大学付属明治高等学校・中学校。旧制明治中学校として、1912年に神田駿河台の同大学構内に設立されました。以来、明治大学の建学の精神「質実剛健」「独立自治」を校訓に掲げ、男子校としての伝統を歩んできましたが、2008年にキャンパスを調布市に移転すると同時に共学化しました。

 この日の説明会において広報担当の原田裕貴先生は、同校の卒業生の約9割が明治大学に内部進学していることに触れ、「大学受験に向けた勉強をする必要がないため、伸び伸びと『学ぶことの楽しさを知る』をモットーにしています」と述べました。中高大の10年一貫教育を推進するうえで、中学・高校の6年間では基礎学力の定着を図ります。中高とも週6日制(授業時間数34コマ)で、主要教科を中心に十分な授業時間を確保。高校進学後も多くの正課科目が必修となっています。また、中学では週1回、英語と数学の補習講座を7時間目に設定するなどフォロー体制も万全です。

 国際社会を生き抜くために必要な語学力の養成にも力を注いでいます。英語科教諭である原田先生によると、「英語の授業は週7コマあり、少人数制や習熟度別の授業を含め、『毎日ある』という状態にしています」とのこと。中学から高校に進学する際は、英検®準2級の1次試験以上に合格することが条件です。また、多読を推奨し、図書室には6000冊以上の英文書籍をそろえているほか、英語を使う機会として「スピーチコンテスト」(中3・高1)、「プレゼンテーションコンテスト」(高2・3)を行っています。希望者には国内語学研修(イングリッシュ・キャンプ)、奨学金を受給しての海外研修といったチャンスも用意しています。また、明治大学への推薦が内定した高3生の成績上位者を対象に、カナダのヨーク大学で3か月の研修を受けるプログラムもあります。

 高校進学後は、高2まで全員がほぼ共通のカリキュラムで学び、文系・理系のどちらかに偏らない幅広い知識を身につけます。高3になると文系・理系の2コースに分かれ、それぞれの進路に関係の深い科目を学んでいきます。「小論文演習」が必修とされ、大学や社会で必要となる言語能力の育成に努めているのも特徴です。

 高大連携の学びやキャリア教育も充実しています。夏や春の長期休暇中に行われる「集中講座」では、法曹入門・簿記・理科実験講座といった正課科目以外の学びに触れます。また、大学の教員が同校で授業を行う「高大連携講座」、同校の生徒が大学で講義を受ける「プレカレッジプログラム」(条件を満たせば、明治大学の単位として認定される)など、大学進学後を見据えた教育も展開しています。

 明治大学に推薦される条件としては、英検®2級合格、TOEIC450点以上の取得、さらに高校3年間の定期試験で総点の60%以上を取らなくてはなりません。「成績上位者ほど希望の学部に入れますが、在籍者数に対して十分な推薦枠があるので、ほとんどの生徒が第一志望、または第二志望の学部に進学できます」と原田先生。また、国公立大学や大学校は、明治大学の被推薦権を保持したまま併願受験することが認められています。私立大学についても、明治大学の志望学部から併願受験を認められた場合は、挑戦することが可能となります。

 2021年度の中学入試については大きな変更点はありません。2月2日と3日の計2回実施し、1日の第1回は男子約45名、女子約45名の募集、2日の第2回は男子約30名、女子約30名の募集となります。判定は4教科の合計点で行い、教科別の基準点はありません。複数回受験者には「ボーダーラインでの3点加点」の優遇措置があることも伝えられました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 京王線「調布」駅と「飛田給」駅、JR中央線「三鷹」駅、JR南武線「矢野口」駅からスクールバスを運行しています

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