受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

湘南白百合学園中学校

2020年8月19日(水)

海外研修や英語教育を通して、確かな語学力と世界に通用する人間力を培う

 湘南白百合学園の歴史は、1936年にフランスのシャルトル聖パウロ修道女会によって片瀬乃木幼稚園が創立されたことに始まります。1937年には小学校が、1938年には現在の中学・高等学校に当たる高等女学校が、それぞれ設立されました。

 オンラインで開催されたこの日の説明会で、数学科の岩瀬有子先生は生徒の様子について「本校の生徒は活発で、部活や行事などに積極的に取り組んでいます。探究心が強く、さまざまな活動に挑戦する生徒が多いです」と述べました。そのことばのとおり、全国高校生英語ディベート大会の県大会で優勝した生徒がいるほか、高校生模擬裁判選手権では9回の優勝を果たすなど、輝かしい成果を収めています。

 次に、岩瀬先生は「自分で考え・調べ・発表する力」を養う取り組みとして、総合的な学習の時間について紹介しました。授業では、中1から高2までの生徒がテーマと形態を学年ごとに進化させながら、教科の枠を超えた探究学習を行います。中1では、グループワークで自分の意見を友人と共有し、班の意見としてまとめたうえで、みんなの前で発表するほか、壁新聞の作成にも挑戦します。中2では個人研究に取り組み、さまざまな方法で調べ、理解した内容をレポートにまとめて発表。中3では、環境をテーマに、実験計画の立案から実行・レポート作成・発表までを行い、その要旨を英文でまとめます。さらに高1は長崎で、高2は京都・奈良で現地調査を行い、それまでに培った探究スキルを駆使して論文を仕上げます。

 新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の対応についても説明がありました。同校では、3月に「新型コロナ学習対策チーム」を結成し、オンライン授業で使うアプリについて教員がレクチャーを受けるなど、早々と準備を整えたうえで、新学期に入って間もない4月13日には全校でオンライン授業を開始したそうです。最初の段階では、教員が用意した動画や課題をアップし、生徒が好きな時間に取り組む「非同期型」の授業を展開。6月からは、教員と生徒がオンタイムでやり取りを行うテレビ会議形式の「同期型」の授業も実施されました。さらに、朝礼も毎朝オンラインで行い、チェック表で生徒の健康管理に努めるなど、きめ細かくフォローしたそうです。岩瀬先生は「オンライン授業は生徒たちにも好評で、『スケジュールの自由度が高く、能動的な学習姿勢が身についた』『友だちの顔を見られてうれしい』などの意見が多く寄せられました。これまで以上に主体的に学習に取り組む生徒たちの様子がうれしく、頼もしく感じました」と笑顔で話しました。

 次に、英語科の藤井麻衣先生が英語教育と国際教育について紹介しました。英語教育では、「聞く・読む・書く・やり取りする・発表する」の5領域の言語活動に力を入れ、中1では少人数クラスで、中2以降は習熟度別の少人数クラスできめ細かい指導を行っています。さらに、中1から高1までの上級者を1クラスから7名程度集めて英語の特別Eクラスを編成し、取り出し授業を週6回実施。海外のテキストを使用したオールイングリッシュの授業を通して実践力を高めています。このほか、Tokyo Global Gatewayプログラム(中1~3)、オーストラリアホームステイ(中2~高1)、国内エンパワーメントプログラム(中3~高3)など、国内外で行う希望制の語学研修プログラムも充実しており、英語力だけでなく人間性も高める機会となっています。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。一般入試は2020年と同様で、2月1日午後に「算数1教科入試」を、2日午前に「4教科入試」と「英語資格入試」を行います。ただ、12月19日に実施する帰国生入試は、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、事前に課題を提出したうえで、インターネットを利用して自宅では口頭試問と面接を受ける形になるとのことです。詳細については学校ホームページをご確認ください。

イメージ写真 最寄り駅は、湘南モノレール「片瀬山」駅、江ノ電「江ノ島」駅など。片瀬山の高台に建つ校舎からは江の島や相模湾まで一望できます

www.shonan-shirayuri.ac.jp/chukou 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ