受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

八雲学園中学校

2020年8月21日(金)

総合的な人間教育を実践。英語教育を重視し、次世代のグローバルリーダーを育成

 1938年創立の八雲学園は、教育方針に「生命主義」「健康主義」を掲げ、総合的な人間教育を実践しています。2018年度より男女共学となった同校は、これまで培ってきた伝統と教育理念を継承しながら、新しい時代に対応した教育環境の下、英語教育を重視し、国際社会で活躍できるグローバルリーダーの育成をめざしています。

 オンライン説明会に登壇した生徒募集委員長の横山孝治先生は、同校の教育の柱である「グローバル教育」「進路指導・ICT教育」「チューター制度」「文化体験プログラム」の四つについて詳しく説明しました。

 四つのうち、同校が最も力を入れているのが「グローバル教育」です。1994年にアメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラに海外研修センター「八雲レジデンス」を設置。グローバル教育の拠点として、中3全員が参加する海外研修にも利用されています。

 同校の英語教育には定評があり、スピーチコンテストや英語劇といった英語に関連する行事も多く、姉妹校であるケイトスクールや、名門イエール大学との交流を継続的に実施しています。また、2017年には世界のおよそ50か国の私学約200校が所属する国際私立学校連盟「ラウンドスクエア」にも加盟。国際会議への生徒の派遣や交換留学プログラムの実施など、海外交流の機会はさらに広がりました。横山先生は「高1では、留学の前後に3カ月ずつ学習指導が行われる希望者対象の『9カ月プログラム』があります。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で約270時間も英語を学ぶので、レベルは格段に上がります」と強調しました。同校の海外研修プログラムは映像でも紹介され、参加した生徒たちの生き生きとした表情からもプログラムの充実ぶりが伝わってきました。

 「進路指導・ICT教育」に関しては、学習サポートのために実施されている多くの講習・プログラムと、最新ツールを活用したICT教育が紹介されました。横山先生は「1人1台のタブレットPCを導入し、授業や家庭学習ではもちろん、学習記録の作成などにも利用しています。また、本校独自の英語4技能eラーニングシステムYES(Yakumo English : Gateway to Success)を使って英語力を伸ばし、将来的には海外協定大学推薦制度(UPAA)を利用して海外の大学にも進学できる力をつけていきます」と説明しました。共学化に伴い、授業では理数系科目を強化。各教科で同校独自の「八雲式PBL(Problem Based Learning)」を取り入れ、グループワークやプレゼンテーションなどを通じて、思考力やコミュニケーション力に磨きをかけます。

 三つめの「チューター制度」は、中学の3年間、個々の生徒に対してクラス担任とは別の教員がチューター(学習アドバイザー)を担当するという取り組みです。年3回の面談や定期試験の計画表チェックといった学習面のサポートをするだけではなく、生活面での相談にも応じます。チューターは休校期間中もタブレットを通じて生徒たちと連絡を取り合い、きめ細かくサポートすることで生徒が安心して通学できる環境を整えたそうです。

 そして、「文化体験プログラム」では毎月「文化体験の日」を設け、美術館・博物館での見学、ミュージカル鑑賞などを通じて豊かな感性を培います。海外との交流が盛んな同校では、他国の生きた文化に触れる貴重な経験も積んでいます。「学習も大切ですが、将来必要となるコミュニケーション力や粘り強さ、主体性などは、このような文化的な体験や行事を通して身についていくものです」と横山先生は強調しました。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら中止や延期になってしまった行事もありますが、学校説明会や10月の文化祭は申し込み制で開催される予定です。2021年度入試に関する募集要項はすでに発表されています。説明会の情報などと併せて、学校ホームページでご確認ください。

イメージ写真 希望制の放課後学習があり、定期試験前にはその対策のための自習もサポートしています

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