受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

雙葉中学校

2020年7月22日(水)

カトリック精神に基づく全人教育で
知性と品位を備えた女性を育てる

 雙葉中学校・高等学校は、1909年に設立された雙葉高等女学校を前身とする女子進学校です。「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓を掲げ、カトリックの精神に根ざした、一人ひとりを大切にする教育を実践しています。

 オンラインで開催された説明会では最初に、今年4月に校長に就任した日下部和子先生から、同校の教育方針について説明がありました。設立母体である「幼きイエス会」は、17世紀のフランスでニコラ・バレ神父によって創設された修道会です。日下部先生は「初代校長のメール・セン・テレーズの思いを継承し、『品位ある女性』の教育をめざしています」と話しました。

 同校では、カトリックの精神に基づき、「知育・徳育・体育」をバランス良く取り入れた全人教育が行われています。きめ細かい指導で学習の基礎を固め、自学自習の力を身につけると同時に、週1時間の「宗教」の授業やボランティア活動などを通して、キリスト教の価値観を学びます。また、球技大会や運動会には生徒が主体となって取り組み、自主性や協調性を育んでいます。

 新型コロナウイルス感染症による休校期間には、課題や授業動画の配信によって学習が継続されました。同校の卒業生でもある日下部先生は、「中高の大切な6年間を通じて真の知性を養い、自分の使命に気づき、社会に貢献できる女性に成長してほしいという願いはずっと変わりません。これまで受け継がれてきた校風と伝統を大切にする一方で、社会の変化を真摯に見つめ、変えるべきものはより良い方向に変えていきたいと考えています」と結びました。

幅広い友人関係のなかで切磋琢磨し
才能に磨きをかける

 続いて、教頭である伊藤直子先生から学校生活全般に関する話がありました。

 1学年約180名のうち、併設小学校からの内部進学生は約80名。1クラス45名の4クラス編成です。教員は中学と高校を兼務しているため、6年間を通した効率の良いカリキュラムが設定でき、その学年に合わせた無理のない形で先取り学習を実践しているそうです。中3で全員がフランス語を学び、高校では第一外国語として選択することもできます。英語とフランス語を学習することで、多様な文化に触れ、国際的な視野を養っています。

 「勉強は競争ではなく、自己を磨くこと」という考えに基づき、同校では成績による順位付けや、文系・理系によるクラス分けは行っていません。伊藤先生は「生徒たちは、幅広い友人関係のなかで刺激を受け、互いの個性を認め合い、自分を認めることも学びます。友人と切磋琢磨しながら、自分の才能に磨きをかけ、大きく成長するのです」と語りました。

 高校では、数多くの選択科目を用意し、希望する進路に向けたより深い学びをサポートします。「卒業生の話を聞く会」や講演会など、世界を視野に入れて活躍する卒業生の体験談を聞く機会も用意されています。

 中学入試については、「計算力や正確な知識に加えて、考える力、表現力を見ています。日ごろから、自分の考えを自分のことばで説明できるようにしてください」とのアドバイスがありました。なお、2021年度入試は、ウェブ出願に変更になります。詳細は学校ホームページでご確認ください。

イメージ写真 キャンパスはJR、東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩2分。地上7階・地下1階建ての校舎には分野別に4室の理科実験室があり、特別教室も充実しています

www.futabagakuen-jh.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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