受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桜蔭中学校

2020年8月1日(土)

あらゆる学びに真剣に取り組み
『良き社会人』をめざす

 桜蔭中学校・高等学校は1924年、東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)の同窓会である桜蔭会の会員によって設立されました。早くから完全中高一貫校として女子教育を実施し、各方面で活躍する有能な女性を世に送り出しています。

 説明会の冒頭、校長の齊藤由紀子先生は、関東大震災の翌年という大変な時期に、「社会報恩」という理念の下、女子教育機関の不足を解消するために同校が設立された経緯を次のように話しました。

 「桜蔭会の会員が向学心にあふれ、学びの情熱を持っていたことがよくわかります。以来、本校は学びへの真剣な思いを貫き、その内容は机上のものばかりではなく、『良き社会人』になるために礼法・保健体育・芸術・家庭科も重視しています。生徒たちはどの教科にも真面目に熱心に取り組んでいます」

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響で体育大会と修学旅行は中止になりました。また、9月の文化祭はオンラインで開催されることになりました。このような状況において、齊藤先生は生徒たちに「経験できなかったことを、『不幸な学年』といったありきたりのことばではなく、自分で考えた自分のことばで語ってほしい」と伝えたそうです。これを受けて、高3の体育委員の生徒たちから「体育大会に関する新聞を発行し、自分たちの気持ちを前に向けるとともに、下級生に記録を残したい」と提案があったというエピソードに触れ、「不自由なこともありますが、生徒たちは学校生活を楽しみ、充実した毎日を送っています」と笑顔で話しました。

 この日は、創立100周年記念事業として新校舎を建築するという発表もありました。プールがある東館の建て替えを計画中で、来年の秋から校舎の解体に取り掛かります。完成は創立99周年を迎える2023年冬の予定で、工事期間中も仮校舎に移ることはなく、既存の施設を整備しながら使用するそうです。

2021年度は保護者面接が中止に
出願・合格発表はウェブで

 続いて、教務主任の井上瑞穂先生から、休校期間中のオンライン授業の様子と、2021年度入試について説明がありました。

 中1以外は、4月10日からオンラインでホームルームと授業を開始し、担任との個人面談も実施。各教科の特性を考慮しながら、スライドや動画の配信、課題のフィードバック等を行ったとのことです。高3対象の夏期講習も、今年は日程をずらしてオンライン授業を併用して開講されています。井上先生は「高1対象のキャリア教育講演会もオンラインで開催しましたが、今年は、海外で活躍している卒業生に現地から参加してもらうなど、オンラインのメリットをできるだけ生かすようにしました」と語りました。

 2021年度入試については、これまでは願書を窓口まで持参しましたが、ウェブ出願に変更されます。合格発表も掲示をやめ、ウェブで行うそうです。また、面接は生徒のみを対象とし、保護者に対しては行いません。生徒面接は5人のグループで実施しますが、今回は昼食の時間を挟まずに、試験終了後すぐに開始となります。最後のグループの面接も、午後2時には終える予定です。井上先生は「今後の学校説明会については、臨機応変に対応していく予定です。ホームページをしっかりとご確認ください」と話しました。

イメージ写真 百周年記念事業として来秋から東館の建て替え工事が開始されます。完成は創立99周年を迎える2023年冬の予定です

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