受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

女子学院中学校

2020年8月4日(火)

キリスト教の精神を基盤に、
社会で活躍する人材を育成

 1870年に創立されたA六番女学校を起源とし、現在では全国有数の女子進学校として知られる女子学院中学校・高等学校。キリスト教の精神を基盤に、一人ひとりの自由と個性を尊重しながら主体性を養う教育活動が行われています。

 学院長の鵜﨑創先生は冒頭のあいさつのなかで、聖書に記されている「タラントンのたとえ」に触れました。主人から預かった財産(タラントン)を倍にした家来は称賛され、減らさないようにと土に埋めておいた家来は追い出されてしまうという話です。鵜﨑先生は、「タラントンは才能や能力を表す『タレント』の語源です。生まれながらに与えられている能力を社会のために生かし、神様にお返ししていくというのが、本校の教育の根幹にあるキリスト教の考え方です」と語りました。

 続いて、教育理念については、初代学院長である矢嶋楫子先生の「あなた方は聖書を持っています。だから自分で自分を治めなさい」ということばを紹介し、「本校では細かい校則を設けず、聖書を軸にした自律の精神を育んでいます。生徒には、誰かに言われて方向性を定めるのではなく、自分自身で考える大切さを伝えています」と強調しました。

リベラルアーツを重視し
幅広く奥深い教養を身につける

 次に、学校生活について詳しい説明がありました。週5日制で1日6時間行われる授業では、生徒が考えを深めて議論する場が数多く用意されています。宿泊行事としては、中1の「オリエンテーション・キャンプ」、中2の「ごてんば教室」、高3の「修養会」のほか、有志参加の「春の修養会」などがあります。これらの行事で、テーマに基づいて協働作業やディスカッションを重ね、他者の意見に耳を傾けて成長する生徒の様子も紹介されました。「戦争体験の聞き書き」をはじめとする平和学習や、各界の方からさまざまな話を聞く講演会など、多様な考えに触れる機会が豊富なことも特色の一つです。

 鵜﨑先生は、「これからの社会で求められるのは、アイデンティティーを確立し、判断の基準をしっかりと持つこと。そして、視野を広げ、何事にも適応できる柔軟性を養うことです。生徒たちは礼拝・授業・行事などを通して、こうした力を身につけていきます」と述べました。

 さらに、同校ではリベラルアーツによって教養を高めることも重視しています。興味や関心の幅を狭めず、将来どんなことにも対応できるように基礎学力を充実させます。生徒が主体的に取り組む体験・実習・経験による学びにも力を入れており、進路については「自分自身で決める」という指導を徹底しているそうです。

 最後に、鵜﨑先生は「本校の生徒は好奇心にあふれ、積極的です。また、お互いの個性を認め合い、多様性と自由を尊重しています。中高の6年間は、価値判断の根幹がつくられる重要な時期。本校ならではの伸び伸びとした環境のなかで、生徒たちはみずから学ぶ力をつけ、神様から授かった賜物である『タラントン』を磨いています」と結びました。

 2021年度入試からはウェブ出願に変更となります。なお、9月に予定されているマグノリア祭(文化祭)の一般公開はありません。また、11月に予定されている説明会や、募集要項の詳細については、学校ホームページをご確認ください。

イメージ写真 今年、創立150周年を迎える歴史ある女子校。パイプオルガンの荘重な音色が響く毎朝の礼拝から一日が始まります

www.joshigakuin.ed.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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