受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田大学高等学院中学部

2020年8月5日(水)

6年間の有意義な学びで
専門性を見極め、伸ばす

 2010年に早稲田大学高等学院に併設された早稲田大学高等学院中学部は、早稲田大学唯一の直属の附属中学です。この春、中学部1期生が大学を卒業し、新社会人となりました。

 学院長の本杉秀穂先生は、早稲田大学の教旨にある「広く世界に活動す可き人格を養成せん事を期す」という一節について、「『視野を世界に広げ、世界の諸問題に我がこととして取り組み、世界に貢献する』という建学の志が込められています」と説明。そのうえで、「本校の生徒は、入学と同時に早稲田マンの一員として扱われるので、地球規模の問題の発見・解決に果敢に挑戦する人、近未来の地球に生きる人々に貢献できる人になるために、本校での6年間を有意義に過ごしてもらいたい」と述べました。

 将来、その志を実現させるために不可欠な〝武器〟として、「専門性を見極め、伸ばすこと」を挙げた本杉先生は、「本校では3年ごとの受験にとらわれず、『好きなこと』『興味のあること』『苦手だけれど好きになるかもしれないこと』を追究できます。たとえ失敗しても、本校には、惜しまずチャンスを与え、サポートする教員がいます。多様な仲間と団結し、何事にも真剣に取り組む体験が教養を育てるのです」と語り掛けました。

掘り下げる授業で基礎を固める
高等学院では第二外国語が必修

 次に、中学部教務主任の井上泰弘先生が教育内容について説明しました。新型コロナウイルス感染症の影響下で迎えた今年度は、早稲田大学のオンラインシステムを利用して、5月中旬から授業を開始したそうです。6月の分散登校の時期には、オンデマンドまたはリアルタイム配信と併用して、自宅から授業に参加するシステムを整えたことが報告されました。

 中学部は1学年120人の4クラス編成です。3学期制・週6日制の下、通常時は平日6コマ、土曜4コマの授業が行われています。学期末には個人面談が実施され、学習・生活の両面できめ細かい指導を行っているとのことです。

 「進学校のように進度を速くする必要がないので、その分、調べ学習などを充実させ、内容を掘り下げることに力を入れています」と井上先生。たとえば英語は、中1で週5コマある授業のうち3コマが少人数制で、基礎力の定着を図ります。残る2コマは発展的な内容に取り組みます。ほかに、ネイティブ講師による少人数制での英会話授業が週1コマあります。さらに、高校では英語のほかに第二外国語が必修とされており、ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語から一つを選択して、3年間学びます。それに備えるため、中学部では「選択教科」のなかで諸外国の文化・歴史・言語などを学習します。

 このほか、早稲田大学へのキャンパスツアーや、外国人留学生と交流するアウトリーチプログラムといった高大連携の取り組み、充実した留学制度、高大連携授業、研究・探究活動への奨励金制度についても触れ、学問に対する興味・関心を引き出す機会を数多く設けている点を強調しました。

イメージ写真 緑豊かなキャンパスには、人工芝のグラウンドやテニスコート、ゴルフ練習場、二つの体育館などスポーツ施設が充実。図書室は12万冊の蔵書、3500点の視聴覚資料を所蔵しています

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