受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東大寺学園中学校

2020年8月22日(土)

21年から40人×5クラスへ
完全中高一貫化し、定員も拡大

 奈良・東大寺の境内に1926年に創設された夜間学校をルーツに持つ東大寺学園。1947年には地元の要望で前身となる菁々中学校が設立され、以来、自主性を重んじる教育が受け継がれてきました。現在では関西屈指の難関男子校として知られます。

 この日の説明会は、オンライン授業の実施や夏休みの短縮など、コロナ禍での対応に関する説明から始まりました。教頭の本郷泰弘先生は「本校は個性豊かな教員たちが教室で勝負する学校です。これまではICTからほど遠い学校でしたが、オンライン授業への切り替えはスムーズでした」と振り返ります。

 続いて、学園の歴史や日々の学校生活、学内施設をまとめた動画を上映。年間行事や授業の様子が、生徒たちの生き生きとした表情とともに映し出されました。併せて、「東大寺学園を知る」と題したスライドを使って補足説明。校則も制服も生徒手帳もない自由な学校であることや、好きなことを見つけると、それをずっと追いかけて過ごせるといった同校ならではの魅力を紹介しました。

 2021年度からの募集人員の変更(認可申請中)についても詳しい説明がありました。来年度入試より、中学の募集人員をこれまでの176名から200名に変更。現在は44名×4クラスですが、来年度からは40名×5クラスになります。そして、2021年度の入学者が高校に進む2024年度には高校からの募集を停止。完全中高一貫校となり、そのメリットを最大限に生かしたカリキュラムで学ぶことが決まっています。

クラブ活動にも全力投球
充実した6年間を過ごす

 自由な校風の下、「自分で考えて、自分で行動できる人を育てること」を教育方針とする同校。めざすのは、「基礎学力の育成」「進取的気力の養成」「豊かな人間性の形成」です。これら三つがすべての教育活動のベースになっています。

 クラブ活動も非常に盛んで、兼部が可能なため、中学生の加入率は100%を超えます。全国レベルで活躍しているハンドボール部や電子工作部、囲碁将棋部をはじめ、折紙同好会、クイズ研究部などユニークなクラブも多数。個人での活動も活発で、最近では国際物理オリンピックや科学の甲子園などで優秀な成績を収める生徒もいます。また、学園祭(菁々祭)・体育大会・研修旅行などの行事や、オックスフォード短期留学(高2の希望者対象)も行われていますが、今年度は残念ながら中止や規模の縮小が続いているそうです。

 大学入試については、学年の真ん中ぐらいの成績をキープしていれば、東大・京大・国公立大医学部に合格する可能性が高いとのことです。中学の間は指名補習を実施して、しっかりと勉強させる仕組みを用意。高校では希望制の夏期講習を充実させるなど、受験勉強に集中できる体制を整えています。通塾する生徒は全体の3割ほどとの説明もありました。

 最後に本郷先生は、10月と11月に開催される入試説明会について紹介しました。これは、各教科の教員が、入試問題の狙いや対策について説明する会です。「6年生の保護者の皆さんにはぜひ来ていただきたい」と呼び掛けました。

イメージ写真

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