受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

洛南高等学校附属中学校

2020年8月23日(日)

仏教精神を通じ、心・学・身が
バランス良く調和する教育を実践

 洛南高等学校附属中は、平安時代に弘法大師(空海)が都に創設した日本最古の私立学校「綜藝種智院」をルーツとする学校です。JR京都駅の南側、京都のシンボルともいえる五重塔で有名な東寺のお膝元です。高校副校長であり渉外部長の亀村俊実先生は、説明会の冒頭、空海が建学の趣意書といえる文書の中に記した「物の興廃は必ず人に由る 人の昇沈は定めて道にあり」ということばを引き、「難しいことばですが、簡単にいえば『世の中を良くするのは人間の力だ』ということです。本校では、この精神に沿った一人ひとりの力を伸ばす教育で、目立たなくても陰で人を支えられる『いい人』を育てたいと思っています」と話しました。

 そんな同校の教育の三本柱は「心・学・身」。まず「心」の教育については、仏教精神が大きな役割を果たします。毎月の仏教行事をはじめ、あいさつや掃除、服装を整えるといった当たり前の日々の営みを通じて豊かな人間性を育てます。「学」では、「予習→授業→復習→確認」というリズムを最も大切にしながら、中高一貫の強みを生かしたカリキュラムで難関国公立大学への合格をめざします。

 また、「身」を鍛えるための校外活動やクラブ活動も大切にしています。説明会では富士登山合宿や体育祭の様子も動画で紹介されましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら中止になったものが多いそうです。

出願も合格発表もウェブで実施
通学時間は1時間30分以内を目安に

 後半では、2021年度入試についての説明がありました。募集要項は基本的に例年と同じで変更はありません。入試日は統一入試解禁日から3日目の1月18日。募集人員は附属小学校からの内部進学者約90名を含めて約280名。男子約3分の2、女子約3分の1の比率を設定していることもあって、女子にとってはより難度が高くなります。

 出願に当たっては、受験科目を国算理の3科型か、社会を加えた4科型のいずれかを選択します。3科型は、国語と算数が各150点、理科が100点の合計400点満点。4科型では理科と社会が各50点満点となり、合計400点満点に換算して合否を判定します。「いずれも有利不利が生じないように、科目間の難度を工夫している」とのことですが、これまでの結果をならすと、4科型がやや有利になる傾向があるそうです。ただし「戦略的に考えるより、自分自身がいちばんやる気を出して勉強ができるほうを選択してほしいと思います」と亀村先生は話します。

 出願時には、「合格した場合は必ず洛南に入学する」専願か、他校との併願かを選びますが、入試翌日の19日12時までに塾を通じて学校に連絡した場合は、併願から専願への切り替えが可能とのこと。合格発表は20日にウェブで行われ、校内掲示はありません。

 6年間の安全な学校生活のために、通学時間は自宅から学校まで、徒歩を含めて1時間30分以内に到着できることを目安にしているそうです。JR京都駅から徒歩で通える、アクセスしやすい立地ですが、遠方から志望する場合は、通学ルートもきちんと確認しておきたいところです。

イメージ写真

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