受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

金蘭千里中学校

2020年8月23日(日)

フレンドリーな校風の下
まじめに学び、楽しむ6年間

 大阪府吹田市の緑豊かな環境に立地し、昭和40年の創立から数えて、56年の伝統を持つ金蘭千里中学校。この日の説明会では、企画室主任の川野貴志先生がまず「金蘭千里に『まじめ』というイメージを持つ人は多いと思いますが、生徒を型にはめるような堅苦しい教育をしているわけではありません。今日はリアルな金蘭千里をぜひ知ってほしいと思います」と話し、在校生が学校について語ったアンケート結果を示しました。そこには「羽目を外し過ぎない」「思いやりがある」「先生がとてもフレンドリー」といった、穏やかな校風を感じさせることばが並んでいます。

 川野先生が話す「地に足の着いたまじめな校風」は、コロナ禍の迅速な対応にも表れています。同校では、政府が全国の学校に臨時休校要請を発表した2月27日からわずか5日後の3月3日には、早くも通常の時間割どおりのオンライン授業が始まったのです。

 すでにICT環境が整っていたとはいえ、「生徒の学習の機会を奪ってはならない」という教員全員の情熱がなければ、このスピードが実現するはずもありません。オンライン授業だけでなく、電話やメッセージによるフォローもきめ細かく行ったほか、生徒からも「ノートや課題をいつも以上にしっかり見てもらえる」といったポジティブな反応が多かったそうです。

毎朝実施する「20分テスト」で
こつこつと学ぶ姿勢を育てる

 学習面での大きな特徴は、毎朝の「20分テスト」です。これはいわゆる小テストではなく、英語なら長文読解、数学なら証明など本格的な出題が行われ、1週間(月~金)で国・社・数・理・英の5教科が一巡します。「定期テストがない代わりに、この20分テストで学習範囲をこまめに振り返りながら学力を定着させていくので、こつこつと学ぶスタイルが自然に身につきます」と川野先生。この日は、中1の社会のテストの問題が資料として配布されました。

 1クラスは約30名と少人数のため、生徒と教員の距離が近く、休み時間の職員室は質問や相談に訪れる生徒でにぎわいます。進路指導での対応も充実しており、大学入試のための自己推薦書や経歴書の書き方も個別に指導。こうしたフォローのかいもあって、1学年180人という規模ながら、過去3年間で国公立大学の推薦入試に合計20名が合格しています。医学部医学科の受験に際しても、小論文や面接を専門教員がマンツーマンで指導しています。進学先は多彩で、2020年度は進学者141名のうち、4分の3に当たる105名が国公立大学や関関同立、あるいは医学部医学科などの難関大学に進学しています。

 一方、体験型の校外学習プログラムにも力を入れています。毎年のキャンプや自然研修のほか、能楽や茶事などの伝統文化を学んだり、職業体験に取り組んだりします。リアルな社会課題に対する解決策を1年がかりで練り上げてプレゼンテーションを行う「クエストカップ」にも毎年参加しており、2018年度には中2・3のチームが全国大会に進出しました。こうした活動風景は、適宜動画でも紹介され、ふだんの学校生活が生き生きと伝わる説明会となりました。

イメージ写真

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