受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

芝浦工業大学柏中学校

2020年8月18日(火)

みずから学び、みずから育つ「シバカシ流」で難関大や海外大に多数進学

 1980年、芝浦工業大学の併設校として芝浦工業大学柏高等学校が誕生。さらに1999年、中学校が設置され、中高一貫教育が始まりました。蔵書数約5万冊の図書室、最先端の実験設備、人工芝グラウンド、空調設備つき体育館、開閉式ソーラーハウスプールなど、充実した学習環境を整えている同校は付属校ですが、進学校としての性格が強く、2020年は東大に2名、京大に1名が現役で合格。これを含め北海道大、東北大などの旧帝大に12名が合格しました(既卒生を含む)。海外大学には15名が合格しています。芝浦工業大学へは推薦枠を利用して21名が合格。一般入試で合格したのは既卒生を含めて58名です。

 この日のオンライン説明会では、最初に入試広報部長の中村圭先生が学校の概要を紹介しました。同校は共学校で、男女比はおよそ2対1です。中学は1学年5クラスで、高校は1学年に7~8クラスあります。中学では、入試の上位合格者と英語入試の合格者により構成される「グローバル・サイエンス(GS)クラス」と、一般クラスに分かれます。このうちGSクラスでは、英語入試を突破した生徒、英語力が高い生徒を対象に英語の取り出し授業を行っていますが、そのほかの授業の内容や進度に大きな違いはないそうです。

 高校からは、最難関国公立大をめざすGSクラスと、国公立大・難関私大をめざす「ジェネラルラーニング(GL)クラス」に分かれます。この二つのクラスはそれぞれ高2から文系と理系に分かれます。さらにGLクラスは、高3から国公立文系・私立難関文系・私立文系・国立理系・私立難関理系など、めざす進路に応じてコースが細分化されます。

 続けて、教育内容についての説明がありました。同校では「創造性の開発と個性の発揮」という建学の精神の下、教育の三つの柱「CSC(Creative Studious Communicative)」「グローバル」「サイエンス」に沿って教育を展開しています。このうち「CSC」とは、みずから課題を設定して取り組む、主体的に生きる力の養成を目的とした探究学習のこと。たとえば、中1では5月に福島県南会津町で自然観察プログラムを実施し、現地で学んだり体験したりしたことを、パワーポイントで発表するなどしています。また、ウェブ作品を3~5人のチームで作り、その制作過程と成果を競う「全国中学高校Webコンテスト」には、中2以上の全生徒が参加。最優秀賞を何度も獲得するなど、すばらしい実績を残しています。

 一方、「グローバル」教育としては、中1からネイティブの教員によるオールイングリッシュの授業を実施。中3が全員参加するニュージーランド語学研修では、現地で約2週間のホームステイを体験し、実践的な語学力に磨きをかけます。そして、「サイエンス」教育としては、中学の理科の授業は実験や観察を中心に授業を行います。高校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されていて、大学や研究所レベルの最先端の設備を使った実験ができます。また、外国人の先生による英語の実験講座や高大連携プログラムも実施されています。

 日々の学習については、「シバカシ流」として、中1から手帳を使い、みずからスケジュール管理する力を身につけます。中村先生は「手帳には、試験の日程、部活の予定、課題の提出日などを書き込み、いつ何をするか自分で考えさせます。入学当初は戸惑う生徒もいますが、週に1回『手帳タイム』として、みんなで手帳を確認し合う時間をつくって、少しずつ自己管理ができるようしていきます」と説明しました。

 キャリア教育では、保護者の協力のもと、さまざまな職業を紹介する「仕事塾」を実施。また海外大学の担当者を招いての海外進学の説明会も開いています。このように海外に視野を広げる機会を数多く設けていることが、進路にも結びついています。

 最後に、中学入試について説明がありました。1月に実施される2回の入試は、4科目が課されますが、希望者に対してはそれに加え、英語のリスニングによる英語加味試験も実施(加点として扱う)します。また、2月の課題作文試験では、人文社会系と理数系の適性検査型の課題作文と面接を課します。最後に、中村先生は「今年度は説明会の実施方法など、状況に応じて変更する場合があります。ホームページをこまめに確認し、予約してからお越しください」とメッセージを送りました。

イメージ写真 増尾祭(文化祭)では、日ごろの学習成果をプレゼンテーションで発表します。写真は中1の発表の様子です。5月に訪れた宿泊研修をもとにテーマを設定しています

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