受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

宝仙学園中学校共学部理数インター

2020年8月27日(木)

ていねいなサポートで、「自己ベストの更新」をめざして希望進路を切り開く

 真言宗豊山派の宝仙寺を運営母体とし、幼稚園から大学までを擁する宝仙学園の歴史は古く、今年で創立93年目を迎えます。かつて中学・高校は女子校でしたが、2007年に中高一貫教育を行う共学部「理数インター」を開設(高校のみ女子部を併設)し、理数的思考力・コミュニケーション力・プレゼンテーション能力を伸ばす教育を実践。大学合格実績を順調に伸ばしています。

 オンラインで行われたこの日の説明会では、最初に校長の富士晴英先生が登場し、コロナ禍に対応した取り組みについて紹介しました。早くからICTを活用した教育に力を注いできた同校では、4月半ばから双方向型のオンライン授業を開始しました。6月末からは通常の対面授業も始まりましたが、2学期以降も各学年で週1回の「オンライン授業デー」を設け、オンラインとリアルの両方の授業を展開し、学習効果を高めていきます。なお、今後も状況に応じて柔軟な対応を継続していくとのことです。

 同校では中高6年間を発達段階で三つに分け、1・2年生(中1・2)は「基礎定着期」として、基本的生活習慣の確立と学習習慣の定着に力を注いでいます。3・4年生(中3・高1)は「意識改革期」として、検証と考察を通して社会への視野を広げます。そして、5・6年生(高2・3)は「自己実現期」として、課題解決型の自主学習を確立させるとともに、みずから考えて行動できる力を身につけます。富士先生は「生徒たちにはいつも『自己ベストの更新』をめざすよう伝えています。そして、どんなときでも自分の納得がいくまで努力して、みずから道を切り開き、大学受験のその先を見据えた学びの力を築いてほしいと願っています」と語りました。中学の段階では、あえて「初めからトップギアに入れない」ことで、失敗を恐れないチャンレンジを促し、生徒一人ひとりの自己肯定感をじっくりと育む一方、「なぐさめ・はげまし・きたえる」といった見守りと対話を中心としたサポートを大切にして、中高6年間で大学受験へと向かう学習意欲を培っているそうです。

 英語教育では、基本的な知識・技能の習得に力を入れ、英語で自己表現ができるアクティブ・ラーニング型の授業も多く取り入れています。同校では併設小学校からの内部進学者が学年の5%ほどを占め、帰国生の受け入れもあるため、中学入学時の英語力は生徒によって異なりますが、英語4技能をバランス良く伸ばす楽しい授業が行われているとのことです。

 こうしたていねいなサポートの成果として、大学合格実績も順調に伸びています。2020年は既卒生を含めて、国公立大学(大学校を含む)に44名、早慶上理ICUに103名、GMARCHに160名が合格。そのほか、医学部医学科にも合計10名が合格しました。

 最後に、入試広報部長の中野望先生が登壇し、2021年度入試について説明しました。同校では「受験生の力を多面的に評価したい」「最も得意な分野で勝負してほしい」という思いから、さまざまな方式での入試を用意しています。2021年度は「試験会場に新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと講じたうえで実施する」とのこと。さらに、「2021年度に限り、合格ラインを例年よりも引き下げて55%程度とする予定」との説明もありました。4科で80%以上の得点率のS特待生(入学金・施設費・授業料全額免除)、4科で75%以上の得点率のA特待生(入学金・施設費・授業料半額免除)、4科で70%以上の得点率のB特待生(入学金・施設費免除)を選抜する特待選抜もあります。中野先生は「これまで積み重ねてきた努力を大切にして、皆さんの得意分野を生かした悔いのない中学受験をしてください」と結びました。

イメージ写真 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅から徒歩5分。9月以降はオンライン個別相談会なども実施されています

www.hosen.ed.jp/jhs 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ