受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京都市大学等々力中学校

2020年8月28日(金)

「ノブレス・オブリージュ」の教育を実践し、社会に貢献するグローバルリーダーを育成

 「高潔・英知・共生」を教育理念に掲げる東京都市大学等々力中学校は、「誇り高く高潔な人間性を陶冶する」ことを基本として、ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)の精神を持ったグローバルリーダーの育成をめざしています。同校の前身は東急グループの礎を築いた実業家・五島慶太氏によって1938年に創設された東横商業女学校。戦後、東横学園中学・高校となりました。2009年の校名変更と2010年の共学部設置に伴い、意欲的な学校改革を進め、難関大学への合格実績を大きく伸ばしています。

 この日の説明会で、校長の原田豊先生は、三つのキーワードを用いて同校の教育内容について説明しました。一つめのキーワードは「システム」です。同校では10年前から「システム4A」の下、「領域別到達度テスト→学習進捗の分析・管理→分析結果に基づく適正課題(補習)→学力向上」というサイクルで学習支援を行ってきました。2020年度からは、それを進化させた「システムZ(ゼータ)」を新たに導入。高校卒業時までに英検®2級を取得することを目標に、毎朝10分間、学習内容や進捗状況を可視化する学習支援アプリを使って英語を学習します。そこでは、AIが生徒1人ひとりに最適の学習計画を作成。それを踏まえ、学習が滞っている生徒に対しては、週に1回、教員がコーチングを行います。2021年度からは英語以外の教科でもこのシステムを活用していくとのことです。

 二つめのキーワードは「環境」です。生徒の様子を把握するため、職員室を各学年のフロアの中心に置き、教室の廊下側をガラス張りにしています。すべての教室の中の様子が職員室から確認できるようになっているのです。また、間仕切りを設けたキャレルタイプの自習室やグループ学習室も用意し、自学自習の環境を整えています。

 そして、三つめのキーワード「熱誠」の取り組みとして紹介されたのが「TQ(Time Quest)ノート」です。同校では、時間管理能力を身につけさせるためにこのノートを利用しています。具体的には、翌週の授業内容や出された課題などを考慮して、生徒1人ひとりが毎週、1週間の学習計画を立てます。そして、実際の勉強時間との差などをこのノートに記録して提出すると、担任が感想やアドバイスを書き入れて返却するというものです。

 一方、2015年度から進めている「等々力改革第2ステージ」の一環として、全生徒がモバイル端末を活用するICT教育にも力を入れています。中1・2で年間約200回もの実験を行い、思考力を高める「SST(Super Science Todoroki Program)」なども紹介しました。これらの充実した取り組みが進学実績に反映され、2020年春の卒業生172名のうち、国公立大には39名、早慶上理には73名が合格したとのことです。

 2021年度入試については、教頭の二瓶克文先生が説明しました。2021年度はこれまで2月4日午前に実施していたAL(アクティブ・ラーニング)型入試の内容を変更して行います。この結果、4教科入試は2月1日午前の第1回特選、午後の第1回S特、2日午後の第2回S特、3日午前の第2回特選(S特チャレンジ)の4回、1教科入試は1日午後の算数1教科と4日午前の英語1教科の2回となりました。なお、新型コロナウイルス感染症のため、上記の日程で受験できなかった受験生に対しては、「追試験」として、2月10日午前に4教科の一般入試(S特選コース、特選コース)を用意しているそうです。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 放課後の受験対策セミナーには部活動が終わってからでも参加でき、長期休業中には進学講座なども開講。一人ひとりの目標実現のためのサポート体制を整えています

www.tcu-todoroki.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ