受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三輪田学園中学校

2020年9月4日(金)

論理的思考力や国際感覚を磨き、世界に通用する人間力を高める

 教育理念に「徳才兼備」を掲げる三輪田学園は、1887年の開校以来、誠実で才気あふれる女性の育成に努めています。2015年からは隣接する法政大学と高大連携協定を結び、同大学で学ぶ外国人留学生と英語でディベートやディスカッションを行う機会も設けています。

 この日、オンラインで開催された説明会の冒頭で、校長の吉田珠美先生は新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の対応について説明しました。2018年から全校舎にWi-Fi環境を整備し、iPadを1人に1台持たせてICT教育を推進してきた同校は、3月末という早い段階でオンライン授業に移行したそうです。吉田先生は「これまでICT教育に力を注いできた本校では、コロナ禍でも優れたオンライン授業を行うことができたと自負しています。しかし、学校は集団生活を通して社会性を育む場です。世の中の動きに流されず、オンラインとオフラインとのハイブリッドで教育の本質を見極め、行動する時期にあると考えています」と述べました。

 また、同校では「世界に興味関心を持ち、学び続ける力」「問題を解決する論理的思考力」「リーダーシップとフォロワーシップ」「対話する力と共感する力」「変化する時代に柔軟に対応する人生設計力」の五つの力を兼ね備えた女性の育成に努めていますが、先の見えない現況で、こうした人材を育てることの大切さを再確認したそうです。最後に、吉田先生は「伝えたい二つのトピックス」として、「今年の夏休みに新しい英会話教室『English Lounge』が完成し、英語力をさらに高める環境が充実したこと」と、「2021年度より制服がリニューアルされること」を挙げ、話を締めくくりました。

 次に、地学担当の牛込新司先生が理科教育について説明しました。同校では、中学3年間で約100回の理科実験が行われ、時には結果より考察を重視し、論理的思考力を磨いています。さらに、物理・化学・生物・地学それぞれの実験室を完備し、それぞれに専任教員が配置されているのも特長です。校内にはプラネタリウムもあり、地学の授業などで利用されています。

 続いて、高校教頭の湯原弘子先生が英語教育について紹介しました。今年から、中学では英語の授業を習熟度別の3クラスに分けて実施しています。生徒は、基礎から着実に身につける「Standard Class」、英検®4級(かつCSE1000点以上)~3級の取得者が対象の「Advanced Class」、帰国生入試B方式と英検®利用入試で入学した生徒、英検®準2級以上の取得者が対象の「Honors Class」のいずれかに所属します。

 このうちStandard Classは、入学者のほとんどが所属するクラスで、「New Crown 」「Active Phonics」「Keyワーク」をベースにアルファベット、フォニックス、語彙、文法などを基礎から学んで英語4技能をバランス良く習得します。Advanced Classではさらに英検®対策用テキストなどの補助教材を適宜プラスしながら、進度を速めて授業展開していき、ネイティブ教員の授業では第二言語として英語を学ぶESL(English as a Second Language)用のコースブックも使用してスキルアップを図ります。Honors Classでは、中1の英語(週5コマ)すべてが取り出し授業となり、ESL用のコースブックなどを使用。検定試験対策を行うほか、プレゼンテーションやディスカッションなど、よりインタラクティブなコミュニケーション力を強化します。なお、Standard Classの生徒も規定の英検®級を取得すると、進級時にクラスを移行することが可能です。

 いずれのクラスも三つのスタイルの授業があります。ネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業、ネイティブ講師と日本人教員によるチームティーチングの授業、日本人教員による授業です。また、英語の運用力や表現力を高めるため、英語でのプレゼンテーションやスピーチも行い、その原稿はネイティブ講師がチェックします。さらに、iPadをオンライン英会話はもちろん、音読テスト、授業ノートや訂正ノートの提出、ライティングなどにも活用しています。このほか、身につけた英語力をブラッシュアップする機会として、イングリッシュキャンプやサマースクール、語学研修などの充実したプログラムが用意されています。

 2021年度の入試については、一般入試は例年どおりに実施される予定です。帰国生入試については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会情勢により、帰国が困難な受験生を対象とした「帰国生入試C方式(オンライン入試)」を新たに実施します。詳しくは学校ホームページをご確認ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 蔵書5万5000冊を誇る図書館や、床暖房完備の温水プールなど、施設が充実しています

www.miwada.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

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