受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東京都市大学付属中学校

2020年9月9日(水)

みずから探究し、未来を切り開く主体的な学びを実践

 「公正・自由・自治」という建学の精神の下、校訓に「誠実・遵法・自主・協調」を掲げて、創造力と行動力に富んだ人材を育成する東京都市大学付属中学校・高等学校。東京都市大学の付属校ですが、2020年度には東大・京大をはじめとする国公立大学に現役で66名が合格するなど、難関大学への進学実績を大きく伸ばし、進学校として注目を集めています。

 この日のオンライン説明会では、冒頭で、校長の長野雅弘先生があいさつに立ち、「中等教育の時期には男女の成長差が大きく、それぞれに効果的な教育方法があることが実証されています。本校では男子に適した教育に徹して、生徒の学力と人間力を伸ばしてきました。整った教育環境のなかで健全な精神と豊かな教養を培い、未来を見つめることができる人材を育成しています」と語りました。

 具体的な教育内容については、広報部の菊野暁先生から説明がありました。同校の教育の大きな特徴は、最難関国公立大をめざすⅡ類と、難関国公立大・私立大をめざすⅠ類から成る類別クラス編成です。菊野先生は「類によって学習の深度は異なりますが、年間カリキュラムや授業の進度をそろえているので、進級時には転類も可能です。転類者が多ければⅡ類クラスを増やすこともあり、すべての生徒がそれぞれの習熟度に合った授業を受けることができます」と話します。

 創造・発信型の学びが重視されているのも特色の一つです。たとえば、理科では物理・化学・生物など分野ごとに設けられた六つの実験室を活用し、中学3年間で約60テーマの科学実験を実施します。実験後にはレポートを作成し、自分が発見したことを他者にもわかるように伝える作業を繰り返しますが、これは現代社会で必要となる観察力・思考力・表現力を養うためです。また、高1の情報の授業では、企業から与えられた課題に対してグループで解決方法を考える「クエストカップ」に参加し、10年連続で全国大会に出場しています。説明会では、生徒が堂々とプレゼンテーションを行う全国大会の様子が動画で紹介されました。ほかにも、中1・2の弁論大会、1年間をかけて企業研修や発表に取り組む中3の「キャリア・スタディ」、4000字以上の論文執筆を行う高1の「中期修了論文」など、表現力や協働力を磨く機会が数多く用意されています。

 国際理解教育にも力を入れており、多彩な海外研修プログラムを用意しています。希望者対象のマレーシア異文化体験(中3)、ニュージーランド語学研修(高1)、ニュージーランドの名門校で学ぶ3か月間のターム留学(中3)のほか、シリコンバレーの企業やカリフォルニア工科大を訪問する全員参加のアメリカ研修旅行(高1)などを通して、生徒たちは実践的な英語力を鍛え、グローバルな視点を身につけているそうです。

 さらに同校では「勉強もクラブも100対100」をモットーに、部活動が活発に行われています。菊野先生は「中学生の加入率は90%以上です。クラブの種類も多いので、生徒たちは自分にあった活躍の場を見つけています」と、文武両道が実践されている学校生活の様子を話しました。

 最後に、教頭の草間雅行先生が2021年度入試について解説しました。一般入試は2月1日午後・2日午前・4日午前・6日午前の全4回で、複数回の受験や他校との併願がしやすいように、さまざまな工夫がなされています。2021年度は合格書類の受け取りや入学手続きがオンライン上で可能となり、帰国生入試の面接も廃止されるとのことです。詳細は学校ホームページでご確認ください。

イメージ写真 小田急線「成城学園前」駅から徒歩10分。広々とした全面人工芝のグラウンドがあり、伸び伸びと学べる環境が整っています

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