受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

大妻中学校

2020年9月10日(木)

社会で50年間輝き続ける女性の育成をめざし、課題解決力や協働する力を育む

 1908年に大妻コタカが創立した家塾を前身とする大妻中学高等学校は、社会に貢献できる女性の育成をめざす女子伝統校です。きめ細かい指導で基礎学力を培い、多彩な体験学習や国際理解教育を通じて、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。

 オンライン説明会に登場した校長の成島由美先生は、「本校では、生徒は未来の『担い手』であると考え、社会で50年間輝き続ける女性の育成に力を注いでいます。そうした観点から、グローバル教育やITリテラシー、プログラミング教育を取り入れたカリキュラムを整え、社会で自立して生きる女性の育成に努めています」とあいさつしました。続いて、各界の第一線で活躍する専門家を招いて行う高1対象の講演会「みらい科」、プログラミング言語を学びICT活用力を育成する中学生対象の「Python(パイソン)講座」、2018年から行われている希望者対象の中国語講座といった新しい取り組みを紹介。「『恥を知れ』という校訓の下、高い学力とコミュニケーション力を育み、女性らしい豊かな人間性を培う教育をこれからもどんどん取り入れていきます」と強調しました。

 新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の取り組みについても説明がありました。入学式は4月8日にオンラインで行われ、翌9日からは授業動画を配信する形式で本格的なオンライン授業を開始しました。6月から分散登校を開始する際には、隣接する大妻女子大学の教室も活用してガイダンスを実施。1学期の間は感染拡大を防ぐために1クラス20名程度の少人数で授業を行いました。そして、2学期からは、少しずつですが、コロナ以前の、通常の学校生活に戻りつつあるそうです。

 続いて、具体的な教育活動に関する説明に移りました。同校では、育てたい資質として、「自律と自立の精神」「協働の心」「確かな学力」「社会とつながる」の四つを掲げています。クラブ活動も学びの場の一つとしてとらえる同校では、生徒が教員のサポートを受けながら仲間と協働し、目標を実現することで、夢をかなえる基本の「型」を身につけていくそうです。この日の説明会では、生徒主導で運営する文化祭での書道部のパフォーマンスの準備の様子や、在校生のインタビューの動画が紹介され、同校の活気ある学校生活を確認することもできました。

 学習面については、あえて先取り学習は行わず、基礎・基本を構築することが重視されています。勉強と部活動を両立できるよう、ていねいにフォロー。中1は1学期の中間考査が終わる6月7日くらいから部活動を開始します。そして6月中旬に個人面談が行われ、1学期の期末考査が終わると、1人1台のタブレット端末が配布されます。コロナ禍の今年も、生徒たちはICT機器を自分なりに活用しながら「学習計画表」を工夫して作成し、じっくりと生活リズムを整えながら、多面的なタスク管理のスキルを高めているとのことです。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。2021年度はこれまで同様、一般入試は2月1日・2日・3日・5日の4回、すべて午前中に行われます。帰国生入試は12月13日の予定で、海外在住歴1年以上、帰国後3年以内の受験生が対象となります。各教科については、「算数は全問記述式で、さまざまな分野からバランス良く出題されます。国語では文学的文章・論説文・韻文(詩・短歌・俳句など)・ことばの各分野から出題されるので、文章を速く、正確に読む力が求められます。社会では語句を正確に漢字で書くこと、知識の背景となる「理由」を説明できること、時事問題に幅広く関心を持つことが大切です。理科は4分野からまんべんなく出題されるので、苦手分野を克服しておくことが必要です」といったアドバイスが送られました。

イメージ写真 地下1階・地上9階建ての校舎。約4万3000冊の蔵書を誇る図書室や二つのアリーナなど、充実した教育環境が整っています。

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