受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

帝京大学中学校

2020年9月14日(月)

小規模校ならではのきめ細かい指導で、生徒の可能性を最大限に伸ばす

 「努力をすべての基(もとい)とし、偏見を排し、幅広い知識を身につけ、国際的視野に立って判断できる人材を育成する」という建学の精神を掲げる帝京大学中学校・高等学校。1学年約120名という小規模校の利点を生かしたきめ細かい指導を実践し、確かな学力と豊かな人間性の確立をめざしています。

 この日の説明会では、最初に、校長の冲永寛子先生によるビデオレターが上映され、新型コロナウイルス感染症の影響による休校期間中の対応について説明がありました。同校では本格的なオンライン授業を4月から開始し、段階的再開として分散登校を実施するようになった6月以降は、対面授業とオンライン授業を並行して行いました。そこでは、インターネットを介した課題の配信や、個別面談が行われたそうです。7月からは時差通学となり、2学期以降は、十分な感染症対策を講じたうえで通常授業を再開しました。内科医でもある冲永先生は、「東京都内の感染者数などを踏まえ、状況に応じて柔軟に対応してきました。今後も安全に十分配慮したうえで、円滑に学校運営を進めます」と強調しました。

 卒業生の8割が現役で4年制大学に進学する同校ですが、併設する帝京大学に進む生徒はほとんどいません。2020年度は既卒者を含め国公立大学に46名、早慶上理に98名、医学部医学科に4名が合格しました。最後に、冲永先生は「本校の特徴は『ていねいな指導』と『確かな進学実績』です。これからも、生徒たちが高い目標を持ち、その実現に向けて努力を続けられるようにサポートしていきます」と結びました。

 続いて、入試広報部の竹之内毅先生から教育内容について説明がありました。中学校は1学年約120名、約30名ずつ4クラスの少人数編成で、ここに学年教員が7~8人つき、原則として6年間持ち上がります。高校からは60名程度の新入生を迎え、5クラス編成となります。英語・数学・国語を中心に、6年一貫カリキュラムによる先取り学習を行い、中3の2学期には高校の内容に入ります。

 中学校では、朝礼終了後に10分間の「朝講座」を実施し、漢字・英単語・数学の小テスト、聴解力テスト、読解トレーニングなどに取り組み、基礎学力の養成に努めています。小テストで基準点に到達しなかった生徒には再テストや補習を行うなど、ていねいな指導が行われています。また、家庭での学習習慣を確立する取り組みとして「学習計画表」を利用します。定期試験の2~3週間前になると、生徒たちは表に自身の学習計画を書き込み、その内容を担任が確認します。こうした計画表の利用によって、生徒はみずから立てた計画に沿って学習に取り組むと同時に、自宅での時間の使い方を見直すそうです。

 そして、夏休みには無料の夏期講習が行われ、その数は中学で48講座、高校では174講座にも上ります。高大連携にも力を注ぎ、帝京大学から教授を招いて行われる講義を通じて研究の一端に触れる機会も設けています。竹之内先生は「生徒一人ひとりが目標を達成できるよう充実した環境を整え、教員が一丸となって全力でサポートしています」と述べました。

 入試については、入試広報部の輪島暖士先生から説明がありました。2021年度もこれまでと同様に、第1回の2月1日午前(2科・4科選択)の4科上位合格者から若干名と、第2回の2日午前(4科)の上位合格者15名を、入学金・施設費、6年間の授業料・維持費を免除する特待生とするとのこと。ただし、特待生資格については1年ごとに学内審査があるそうです。また、2021年度入試から合格発表はウェブのみとなり、入試当日の午後7時以降に学校ホームページで合否の確認ができるようになります。

イメージ写真 緑豊かな多摩丘陵の一角という恵まれた環境にある同校。学校直通のスクールバスでの通学が可能となっています

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