受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桐蔭学園中等教育学校

2020年9月15日(火)

男女共学の中等教育学校として教育改革を推進。激動の時代を力強く歩める力を培う

 「自ら考え判断し行動できる子どもたち」を教育ビジョンに掲げる桐蔭学園中等教育学校は、2015年から大掛かりな教育改革を推進しています。これまで男子のみの中等教育学校と男女別学の中学・高校の二つで構成されていましたが、2019年度より中学からの入学生は中等教育学校に一本化し、完全6年一貫の男女共学校として新たなスタートを切りました。

 あいさつに立った校長の岡田直哉先生は、「他者を尊重すること。敬うこと」「自分を磨くこと。高めること」「夢を追うこと。夢を語れる情熱を持つこと」の三つを生徒に伝えたいこととして紹介。そのうえで、「本校は新しい進学校のカタチをめざして学校改革を進めています。大学進学後を見据え、社会人として激動の時代を力強く歩んでいける力を培ってほしいと願っています」と話しました。

 次に、入試対策・広報部主任の山本英門先生が学校生活について説明しました。新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校期間中は、1人1台貸与のiPadを活用してオンライン授業を実施。授業時間を1コマ30分に凝縮して、通常の時間割どおりに学びを継続しました。山本先生は「アクティブラーニング型授業を通じて主体的に学ぶ力の育成をめざす本校では、自宅学習期間中も双方向型の授業を継続しました」と強調しました。

 次に「教育の3本柱+1」について、動画や具体的な例を挙げて説明しました。3本柱の一つ目の、「アクティブラーニング型授業」では、生徒一人ひとりが「個」で理解したことを生徒同士で話し合い、「協働」の学習のなかで新しい発見をし、さらに理解を深めます。その後に、もう一度「個」の学習に戻り、「ふり返りシート」に記入したり、小テストで確認したりすることで、学習内容を確実に定着させます。

 二つ目の「探究(未来への扉)」では、例として「探究発表会」を紹介。1年生は自分が尊敬する偉人について調べた内容をまとめたスライドをiPadで作成し、「偉人研究」のプレゼンテーションを行います。「課題設定⇒情報収集⇒整理・分析⇒まとめ・表現」の一連の過程にていねいに取り組むことで、自分の興味・関心のある方向性を見いだし、実社会の課題解決へとつなげていくのです。

 三つ目の「キャリア教育」は、6年間かけて「わたしは、こうありたい」という確固たるビジョンを持てるように背中を押していくプログラムです。毎朝のホームルームでは、未来への自分について自分のことばで表現する1分間スピーチを行っています。3年次には、語学スキルを磨く多彩なプログラムで構成された2週間の海外語学研修に全員で参加し、異文化体験を通して大きく成長する機会を設けています。

 そして、四つ目の「+1(プラスワン)」は、アフタースクール(放課後のさまざまな活動)の総称)で、週3日以内の部活動のほかにも、グローバルラウンジでネイティブ講師と英会話やゲームを楽しめるプログラムや、大学との連携企画など、多様な学びの場を用意しています。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。試験は2月1日の午前と午後、2日の午後、3日の午前の計4回。これまで1日のみだった午後入試が2日にも実施されます。2日の午後入試については、成績優秀者上位の20名を特別奨学生合格として、授業料を最長6年間、免除するそうです。また、他の入試回でも入試成績優秀者のうち若干名を特別奨学生合格とします。山本先生からは「問題の3割程度を占める記述式問題については、部分点もあるので、自分の考えを自分のことばで表現してください。過去問は2年分を繰り返し解いて対策をしてください」とのアドバイスが伝えられました。

イメージ写真 2019年4月に「新しい進学校のカタチ」をめざして男女共学化し、アクティブラーニング型授業、探究(未来への扉)、キャリア教育を柱とした教育を推進しています

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