受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

跡見学園中学校

2020年9月9日(水)

「普遍的な学び」と「変化する学び」を両立し、美意識を持つ自立した女性を育てる

 跡見学園中学校高等学校の歴史は、明治の教育者であり、画家や書家としても活躍した跡見花蹊(かけい)が1875年に開校した「跡見学校」に始まります。「本物に触れ、豊かな心を育てる」を教育方針に掲げる同校は、東京で最も古い女子校の一つとして知られ、知性と情操を育む人間教育が100年以上にわたり受け継がれています。また、開校140周年となる2015年からは大規模な教育改革に取り組み、「跡見流探究型学習プログラム」を推進。基礎学力と思考力を伸ばすための教育環境を整えてきました。

 跡見李子記念講堂で開催されたこの日の説明会は、校長の松井真佐美先生のあいさつから始まりました。松井先生は「中高6年間において生徒自身の核となる『美意識』を持つことが、これからの予測困難な時代を生き抜いていくために必要な『適応力』につながります」と述べました。

 同校は女子教育の伝統に根差した「普遍的な学び」と、ICT教育やグローバル教育など時代に即した「変化する学び」を融合させた教育プログラムを実践し、「自らの美意識のもとに新たな価値を生み出し、周りを幸せにする女性」の育成をめざしています。

 その柱となるのが、さまざまな分野の「本物」に触れることで感性を磨く「探究型創造学習」です。北軽井沢(中1)、尾瀬(中2)でフィールドワークを行うサイエンス探究教室や、テーマに合わせて生徒自身が旅をプロデュースする修学旅行(中3)など、高2までの各学年で宿泊行事を設定しています。また、跡見流リベラルアーツ(中1~中3)では、身だしなみや立ち居振る舞いのほか、書道など日本の伝統文化に触れ、クリティカルシンキング(批判的思考)や哲学対話の手法を取り入れた道徳のワークショップにも取り組みます。

 同校の卒業生でもある松井先生は、一般企業のシステムエンジニアとして勤務した後、数学の教員になったという自身のキャリアに触れながら、「女性の人生には、結婚や出産などいくつかの岐路があります。どのような環境にあっても、みずからの人生を選び取れるように、『知性』『自分のことばで表現する力』『仲間と協働できる豊かな心』を、本校での6年間で培ってもらいたいのです」と結びました。

 生徒が希望する進路を実現できるよう、学習指導も充実しています。入試広報主任の先生によると、得手不得手が分かれる英語と数学では、中1から1クラスを2分割して授業を行い、中2からは習熟度別クラスで指導を行っているとのこと。英語は週6コマのうち日本人教員が5コマ、ネイティブ教員が1コマを担当し、総合的な力を伸ばしていきます。また、希望制の国際交流プログラムも豊富で、河口湖国内留学(中2~高2)、ニュージーランド体験留学(中1・2)、オーストラリア海外語学研修(高1・2)などが行われています。

 また、正課の授業外で行われる「放課後プログラム」として、日本文化を学ぶ茶道・華道・箏曲といった講座のほか、英検®合格や英作文力の向上をめざす講座、難関大学合格に向けて高度な学習に取り組む講座なども実施。生徒は多彩なプログラムのなかから自由に選んで受講でき、部活や委員会活動と組み合わせながら積極的に参加しているそうです。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。一般入試は2月1日午前と2日の午前に、特待入試は1日午後・2日午後・4日午前・5日午前にそれぞれ行われます。「特待入試では、跡見流探究型学習で伸ばしたい力を測るために導入した思考力入試をはじめとして、英語コミュニケーションスキル入試、国語重視型入試も設けています。特待合格の得点率の目安は85%程度です。ぜひ挑戦してください」と呼び掛けました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩2分。緑豊かで閑静なキャンパスには、約7万5000冊の蔵書を誇る図書館、温水プール、作法室などの設備も充実しています

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