受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

学習院中等科

2020年9月10日(木)

都心の緑豊かなキャンパスで伸び伸びと学び、創造力と感受性を育む

 1847年に京都で開校した公家の学問所を前身とする学習院は、1877年に東京・神田に移転し、「華族学校」として創立されました。教育目標に、「ひろい視野」「たくましい創造力」「ゆたかな感受性」を持つ優れた人材の育成を掲げ、多くの有為な人材を社会に送り出すための一貫教育を実践しています。JR目白駅前に立地する目白キャンパス(中等科は東京メトロ副都心線の雑司が谷駅からの方が近い)は東京ドーム4.4個分もの広さを誇り、中等科と高等科のほか、幼稚園・大学・大学院が点在しています。

 この日、オンラインで開催された説明会を担当する教務課の上嶋敏裕先生は、中等科から大学院まで学習院で学んだ卒業生でもあります。その環境について上嶋先生は「都心にありながら緑豊かな環境で、二つのグラウンドや体育館をはじめ、学習院大学と共用の野球場・ゴルフ練習場・馬場など、運動施設が充実している点は、やはり恵まれているといえるでしょう」と話します。部活動も盛んで、サッカー・野球・水泳・ラグビーのほか、古武道など他校では珍しいクラブも含め、すべてキャンパス内に専用の施設があります。文化系の団体も活発に活動しているそうで、「いちばん人数が多いのは地学部で120名以上の部員がいます。地質学調査など校外の活動が多く、運動部と兼部している生徒も大勢います」と語りました。

 1学年の生徒数は約200名で、そのうち、4分の1が初等科からの内部進学生になります。「初等科からの内部進学生と中等科からの新入生がなじめないのではないかという質問を受けますが、そのようなことはまったくありません。入学式から数日は、内部進学生のほうがやや活発ですが、オリエンテーション期間が終わるころには、誰が内部進学生なのか、誰が新入生なのかわからなくなり、クラスもまとまっていきます」

 また、宿泊を伴う行事が豊富で、中1では赤城山登山などを行う林間学校、中2は周囲約19㎞の河口湖を1周する長距離歩行を行います。そして中3の修学旅行は、体験学習や自主研修を盛り込んだ中等科生活の集大成で、中1のときから生徒たちがみずから企画し、準備を進めます。「生徒主体で開催する鳳櫻祭(文化祭)や運動会のほか、球技大会、伝統の沼津游泳、スキー学校、筑波大学附属高校との定期戦(高等科)、ボート大会(高等科)など、体を動かすイベントが多いのも特徴です」

 学習面については、中1から高1までは、基礎学力をしっかり身につけるカリキュラムが組まれています。数学と英語では少人数での授業や習熟度別授業が導入され、きめ細かい指導が受けられます。そして高2からは、将来の進路を見据えたカリキュラムとなり、週34コマのうち、6~10コマを選択科目に充て、生徒自身が興味・関心のある科目を選択できるようにしています。高等科卒業後は内部推薦によって学習院大学への進学が可能ですが、他大学をめざす生徒も多く、例年、卒業生の半数程度が国公立大学や難関私立大学に進んでいます。そのため、他大学進学に対応したさまざまな講座も開講されているそうです。

 国際教育にも力を入れており、春休みを利用してニュージーランドの中高一貫校での短期研修プログラムを実施しているほか、海外からの留学生も積極的に受け入れています。また、高等科在学中の留学期間を高等科の修業年限の一部と認め、留学前の同級生と同じ学年に復学できる公認留学制度もあります。「新型コロナウィルス感染症の影響で、今年度は各プログラムを中止せざるを得ませんでしたが、例年は約20名(学年の1割)の生徒が1年間の長期留学を経験し、毎年数名の生徒が海外大学に進学しています」と説明しました。

イメージ写真 科目ごとの理科実験室や約9万冊の蔵書を誇る図書室など、設備が充実した中・高等科の校舎。生涯の友と伸び伸びとした学校生活を送ることができます

www.gakushuin.ac.jp/bjh 別ウィンドウが開きます。

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