受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

武蔵野大学中学校

2020年9月24日(木)

英語と国語の4技能と、失敗を恐れずに挑戦するマインドセットを備えた人材を育成

 武蔵野大学中学校・高等学校の前身は、仏教学者・高楠順次郎博士によって1924年に創設された武蔵野女子学院です。「MJ」の愛称で親しまれてきた女子校としての歴史に幕を閉じ、2019年度から中学校を共学化。高校も2020年度から共学校となりました。「仏教精神にもとづく、真の人間教育、人間成就の教育」を建学の精神に掲げる同校は、これまで大事にしてきた仏教精神に基づく「こころの教育」を継承しながら、グローバル時代に活躍できるチャレンジ精神にあふれた人材を育成しようと、新たな取り組みに力を注いでいます。

 この日、オンラインで開催された説明会に登壇したのは、2018年に同校の校長に着任した日野田直彦先生です。日野田先生は、2014年に民間からの公募で大阪府立箕面高校の校長に36歳で就任。その後4年間で、海外30大学に累計55名の合格者を出したことでも知られます。日野田先生は冒頭のあいさつで、「わたしたちは“未来の学校”をめざしています」と述べ、自身の海外経験を交えながら、世界の学校教育の現状を踏まえた同校の教育方針を説明しました。そして、日本の学校教育が戦前からほとんど変わっていないことを指摘し、「世界ではFacebookやGoogleなど、ベンチャー発の企業が新時代を築いています。『大企業に勤めれば安泰だ』というこれまでの常識が通用しない時代が到来するなか、世界を見通す目を持つことが大切です」と強調しました。そのために、同校では「チャレンジ」を合言葉に、失敗を恐れずにさまざまなことにチャレンジできる機会を設けています。その一環として、中学では従来の「総合進学」「選抜進学」の2コースを統合した「グローバル&サイエンス」をテーマとした教育を2019年度からスタートさせました。「世界に貢献できる人材の育成」と、「論理的・科学的思考力を養い、社会の課題を解決しようとする人材の育成」をめざしています。

 「グローバル&サイエンス」は、英語と国語の4技能を育てる「言語」の授業を重視し、自分のことばで自分の考えを伝えることができるスキルを高めます。日野田先生は、今後、社会で求められるものとして、「物事に取り組む基本姿勢」を意味するマインドセットを挙げました。続けて、「自分の考えに自信を持ち、相手に伝えるためには、トライ&エラーを繰り返し、自己肯定感を確立する必要があります」と述べ、そのための取り組みとして、授業では、問いに対してすばやく答えを出すクイック・レスポンス、問題解決のための仮説検証、トライ&エラーを繰り返し、フィードバックを得るようにしているそうです。また、英語教育については、TOEFL iBT®でハイスコア(120点中60点程度)を取得することをめざします。さらに今後は、ワークショップスタイルの授業でブレインストーミングを行う機会を増やしていくほか、TOEFL iBT®の目標スコアを、中学からの入学生は平均80点に、高校からの入学生は平均60点とするそうです。

 日野田先生は、「現代社会で求められるのは、海外の大学入試で問われるような、『あなたはどのような存在として覚えられたいですか?』『あなたはどのように世界に貢献しますか?』という質問に答えられる人材です。そのためには、自分のパッションと行動によって世界を変える魂が必要です。海賊船に乗って世界を救う勇者になりたい人は、ぜひ本校に来て一緒にわくわくしましょう」と力強く結びました。

 最後に、入試についての説明がありました。2021年度は12月13日午前の帰国生入試を皮切りに、第1回(2月1日午前)、第2回(1日午後)、第3回(2日午前)、第4回(2日午後)、適性検査型入試(1日午前)、アドベンチャー入試(3日午前)、自己表現入試(4日午前)が行われます。第1回は国語・算数の2科、第2回・第3回は国語または算数と、理科・社会・英語のいずれか1科の組み合わせによる2科選択、第4回は算数・英語から1科選択、適性検査型入試はⅠ・Ⅱ型、アドベンチャー入試は基礎学力試験とスカベンジャーハント(ゲーム要素の強い行動観察)、自己表現入試は基礎学力試験と自己表現です。詳細は最新の募集要項を確認してほしい、とのことでした。

イメージ写真 約3万坪の広大なキャンパスには幼稚園・中学・高校・大学があり、緑豊かな環境です。2019年春には全天候型の人工芝グラウンドも完成しました

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