受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

淑徳中学校

2020年9月29日(火)

仏教精神に根ざした全人教育とグローバル教育で、国際社会で活躍できる資質を養う

 1892年に尼僧・輪島聞声(わじまもんじょう)が設立した淑徳女学校を起源とする淑徳中学校・高等学校は、「進みゆく世におくれるな、有為な人となれ」を理念に掲げ、仏教の教えに根ざした全人教育を実践しています。

 この日の説明会はオンラインで行われ、最初に教頭の平山千晶先生が教育内容を紹介しました。中学では2コース制を敷き、東京大学などの難関大学や医学部医学科をめざす「スーパー特進東大選抜(セレクト)コース」と、基礎学力を充実させて多様な進路を実現する「スーパー特進コース」とがあります。いずれのコースも学習進度は同じですが、学びの深度が異なります。また、成績や学習意欲によって進級時にコースの移動も可能です。

 両コースとも「授業×ゼミ×自宅学習」を基本サイクルに、週2回の「放課後学習」、毎週の「週末課題」、「確認テスト(英数国・各15分)」で自学自習の習慣を定着させ、長期休暇中の講習や放課後ゼミなどでていねいにフォローすることで、学力の伸長を図ります。平山先生は「伸び伸びとした校風のなかで、生徒一人ひとりの可能性を広げていきます。きめ細かい指導で基礎学力を引き上げるだけでなく、成績が伸びている生徒にはよりハイレベルな課題を提供して、ステップアップを促しています。基本サイクルの徹底が影響したのか、真剣に授業に取り組む姿勢が校内全体に醸成され、年2回実施している公開授業の後の保護者アンケートでは、中学で97.8%、高校で93.5%が良い評価を得ました」と説明しました。

 中3では、調べ学習の集大成として全員が卒業論文に取り組みます。扱うテーマは、地球科学、生物学、ITなどさまざまですが、どの生徒も論文を執筆し、発表する過程を経て、プレゼンテーションのスキルを高めているそうです。

 高校からは「留学コース」を加えた3コース制となり、希望する進路に対応したきめ細かい学習指導を展開します。「留学コース」は、高1から高2にかけてクラス全員が5か国35校のなかから留学先を選んで1年間留学します。大学受験に向けて校内予備校も実施され、全コースとも生徒たちは積極的に利用して学力の充実を図っています。

 発信力や協働性を高める場として、学校行事や部活動も大切にしています。浄土宗に基づいた宗教教育も行われ、週1時間の「淑徳の時間」には「三つのL(Life, Love, Liberty)」をキーワードに、「他者と共に生き、社会に貢献できる人間教育」を実践しています。中学では毎日の「朝のおつとめ」の時間にショートスピーチを実施。平山先生は「心の教育を通じて生徒たちは『共生』の精神を学んでいます。そのため、いじめなども少ないと思いますし、仮に問題が起こった場合は、早期発見・早期対応をモットーに厳しく指導します」と強調します。

 キャンパス内の設備も充実しています。レンガ調の校舎にはイングリッシュ・スタジオや三つの理科実験室、定員500名の講堂などがそろい、2020年には茶道室・武道場・ICT教室などを備えた「洗心館」も完成。中学では女子は茶道と華道の時間、男子は武道(柔道や剣道)の時間に伝統的な和の作法を学んでいます。また、ICT教育にも力を入れ、今春の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う臨時休校期間中は、アプリやビデオ会議システムなど多様なツールを活用して、遠隔ホームルームやオンライン授業の動画配信を行ったそうです。このような充実した教育の成果は大学合格実績にも表れ、2020年春は既卒者を含めて東大(3名)など国公立大学に75名、早慶上理ICUに116名が合格しました。

 最後に、2021年度入試について説明がありました。出題傾向などに変更はありませんが、2月1日・2日・3日の午後入試については、従来の2科4科選択型から2科入試に変更されます。平山先生は「特待選抜もありますので、ぜひチャレンジしてください」と説明会を締めくくりました。

イメージ写真 東武東上線「ときわ台」駅より徒歩15分、都営三田線「志村三丁目」駅より徒歩15分。登下校時は「ときわ台」駅、JR「赤羽」駅、「練馬高野台」駅からスクールバスが無料で運行されます

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