受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

春日部共栄中学校

2020年9月24日(木)

本物に触れる教育でグローバルリーダーに求められる思考力・判断力・表現力を育む

 文武両道をモットーとする春日部共栄中学高等学校は、難関大学への進学をめざす従来の「グローバルスタンダードクラス(GS)」に加え、最難関大学をめざす「グローバルエリートクラス(GE)」を2014年に設置。2018年からはGEに一本化し、グローバル社会で求められる語学力や科学的知識、論理的思考力などを備えた、世界で活躍するリーダーの養成に努めています。

 同校が教育方針に挙げているのは「大学までの人ではなく、大学からの人に」「あえて三兎を追え」「学校は失敗するところ、教室は間違えるところ」の三つです。教頭の星善博先生はそのなかの「大学までの人ではなく、大学からの人に」ついて、「中学段階から専門性を意識させるため、各界の第一人者を招いての講演会や大学見学、校外学習など、一流の『ひと』や『もの』に触れる機会をふんだんに用意しています。それらを通じて、『社会に貢献していくためには、どの大学で何を学ぶべきか』を6年かけて自問自答してもらいたいのです」と説明しました。また、「あえて三兎を追え」と「学校は失敗するところ、教室は間違えるところ」については、「学業・部活動・学校行事の三つにバランス良く励むことを推奨しており、多くの生徒が勉強と両立させながら卒業していきます。また、失敗を恐れていては、成長はありません。何事にも果敢にチャレンジして、人間的に大きな成長を遂げてもらいたいと思っています」と語りました。

 続いて、学習内容については、中学入試担当委員長の牟田泰浩先生が説明しました。まず、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校期間の取り組みを紹介。牟田先生は「本校では早くからICT教育に力を入れ、また、すべての生徒がGoogleアカウントを取得していたので、4月13日からオンライン授業を開始するなど、迅速な対応ができました。おかげで、全国模試でも、本校の高1生は平均して前年度より標準偏差値で2ポイント上回っています」と語りました。

 同校の学びのモットーは「進化し続ける教育」です。ビブリオバトル(書評合戦)や英語スピーチコンテストなど、プレゼンテーションに挑戦する機会を数多く設けて、グローバルリーダーに求められる思考力・判断力・表現力を育んでいます。このほかにも、「考古学入門」「お金で学ぶ世界」といった、各教員の専門性を生かした講座を選択できる「共栄ゼミ」や、理化学研究所などを訪問して最先端の研究を見学する「理科巡検」を通して、生徒の学ぶ意欲を高めているのも特徴です。

 牟田先生は今年度から定期テストを廃止したことにも言及し、「小テストと単元テストを短いスパンで実施し、学力をしっかりと定着させます。当初、生徒たちは『毎日のようにテストや課題があって大変』と言っていましたが、日々何をすべきかを把握して学習する姿勢がついてきました」と述べました。

 国際教育や英語教育にも力を入れています。オンライン英会話を導入しているほか、中1・2では、夏休みの3日間を外国人講師と過ごす「グローバルイングリッシュプログラム」を、中3では、英語だけを使ってプレゼンテーションなどに挑戦する約10日間の「Kyoei Summer English Program(K-SEP)」を実施。中3の夏休みに行われるカナダ・バンクーバー語学研修(希望制)では、ホームステイやカナダの歴史・文化に触れるアクティビティーを通じて英語力を鍛え、視野を広げます。

 2021年度入試は、第1回が1月10日の午前(4科)と午後(2科・4科選択。大宮会場は2科)に、第2回が翌11日の午前(4科)と午後(2科4科選択)に、第3回が13日午前(2科)に、第4回が2月3日午後(2科)に、それぞれ行われます。「1月10日の午後と、1月13日は、大宮会場も設けます。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う休校措置により、学業に遅れが生じた受験生がいることを考慮して、出題傾向が若干変更となります。大問を選択制にするなど、例年とは異なる部分もあるので、ぜひ11月以降の説明会にご参加ください」と伝えられました。

イメージ写真 2017年に完成した体育館「至誠館」は、400人以上を収容できる移動式観覧席を備え、体育の授業や部活動のほか、講演会の開催などさまざまな用途に対応しています

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