受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

四天王寺中学校

2020年8月25日(火)

女性に合わせたきめ細かい教育で
学力を着実に伸ばす

 四天王寺高等学校・中学校は、聖徳太子の「和の精神」を礎とした全人教育を継承する女子伝統校。女性の特性を踏まえた、きめ細かい教育が高い評価を得ています。「円満で深い人間性を備えた女性の育成」「将来希望する世界で活躍できる学力の養成」「個性を充分伸長できる教育の実践」を教育方針とし、優れた学力と、自利利他の精神を兼ね備えた女性の育成をめざしています。

 この日の説明会では、入学対策部部長の山田雅勇先生が、最初に女性の特性を生かした英語教育について説明しました。同校の授業時間数は、中学では週当たり36時間。英語の授業時間は、中学3年間で約700時間にもなります。英語に力を入れている理由を、山田先生は次のように話します。

 「女性は総じてコミュニケーション能力が高く、真面目です。そのため、英単語の暗記など、地道な努力が必要な英語は、大きく伸びやすい教科なのです。小テストなどを交えながら、日本人教師とネイティブ教師が連携して、ていねいな指導を行っています」

 英語の授業では、AIを用いたツールも導入し、新たな学びに挑戦しています。マイクを使ってツールに音声を吹き込むと、発音の正しさを判定するなど、AIが生徒のレベルに合わせて補助的にトレーニングをします。そのほか、5日間英語の特訓を行う「校内語学研修」や、英検®1級取得をめざす講座など、英語力を伸ばす機会を豊富に用意しています。

医学部医学科の合格者数が
ついに「全国最多」に

 大学や関係病院と連携したキャリア教育も熱心に行っています。京都大学や大阪大学の医学部を訪問し、医療技術体験・研究室見学を実施しているほか、中3の希望者を対象に、学園と関係の深い四天王寺病院の見学ツアーも実施。山田先生は、「医療現場を間近に見ることで、将来の目標を探すだけではなく、生きることとは何かを考えるきっかけにもなっています」と話します。

 教育の成果は、大学の合格実績にも表れています。特に今年は、国公立大学への合格者数が245名(既卒を含む。以下同様)とすばらしい実績を残しました。そのうち67名が医学部医学科に合格しており、これは過去最多です。さらに、私立と防衛医科大学校を含めた医学部医学科の合格者数は、全国最多の193名となっています。

 来年度からは、医志コース、英数Sコース、英数コース、文化・スポーツコースの4コースで構成された、新コース制度が始まります。医志は医療技術者の育成を、英数Sと英数は最難関国公立大学や海外大学進学をめざして、生徒一人ひとりに合わせた学習指導を行います。

 中学入試では、英数Sと英数の4教科型入試に変更があります。これまでは、4教科の合計点、もしくは国語・算数・理科の合計点を1.25倍した点数の、いずれか高いほうを得点としましたが、2021年度入試からは、国語・算数・社会の合計点を1.25倍した得点も対象となります。また、英数の専願出願の開始に加え、医志、もしくは英数Sの合格点に届かなかった場合の、英数へのスライド合格制度も新設されます。山田先生は「合格者数は、受験者数や全体のレベルに合わせて、流動的に検討する予定です。ぜひ挑戦してください」と話し、説明会を締めくくりました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真

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