受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

灘中学校

2020年8月27日(木)

生徒の自主性を重んじ、
校則も制服もない自由な校風

 最難関の男子進学校として知られる灘中学校・高等学校。1927(昭和2)年の創立以来、生徒の自主性を重んじ、校則も制服もない自由な校風や学問への高い志の下、質の高い教育を行っています。

 この日、登壇したのは教頭の海保雅一先生です。学校紹介のスライドを上映しながら、同校の近況や施設などに関する説明を始めました。「今年度は6月まで休校になり、とても残念でしたが、例年多くの来場者を集める5月の文化祭も中止(一部オンライン開催)となりました。一方、授業については、動画配信型のオンライン授業を中心に進めてきました」と話します。

 校舎は、2013年春にリニューアル工事を終え、登録有形文化財に指定されている1939年建築の中学校舎も耐震補強工事が行われたほか、2面あるグラウンドには人工芝を敷設。校舎壁面にも緑化ボックスを設置するなど、鮮やかな緑に囲まれた快適な環境に生まれ変わりました。

 続いて、学校生活へと話は移ります。「生徒たちの通学範囲は多岐に及び、名古屋からの通学者もいるなど、平均66分かけて通ってきています」と海保先生。また、生徒の自主性・主体性に委ねられているため、灘校には明文化された校則はありませんが、不文律として「染髪」「サンダル履き」のみ禁止されているとのことです。

灘校の一番の強みは、
よきロールモデルと出会えること

 次に、灘校の大きな特徴の一つ、独自の「学年担任団」についての説明がありました。これは教員7~8名がチームを組んで、その学年の担任団を構成し、中高6年間を一貫して持ち上がるという独自の仕組みです。授業の進度や教材などはすべて学年の教員に委ねられており、毎年のクラス替えによって担任こそ代わりますが、高校から40人ほどの生徒が入学した後も、担任団による1学年4クラス体制は卒業するまで継続されます。

 中学の1クラスは45人、高校の1クラスは55人と、クラスの人数は少し多めですが、こうした担任団の教員全員が入学から卒業まで生徒一人ひとりにかかわっていくスタイルなので、「目配りが行き届く」そうです。

 クラブ活動は、中学では8割以上の生徒が参加しており、そのうち2~3割の生徒は運動部と文化部を兼部しています。なかでも活躍が目立つのが中学テニス部と囲碁部です。前者は全国大会に出場、後者は全国大会で優勝経験があります。

 このほか、国際化学オリンピックや模擬国連など、世界の舞台で活躍する生徒も少なくありません。夏休みには希望制の英国異文化研修も行っていますが、今年度は中止になりました。

 2021年度の中学入試には変更点があります。試験日(1月16日・17日)は統一解禁日から2日間と例年どおりですが、合格発表を1日遅らせて19日とするそうです。最後に海保先生は、「灘校は生徒が主役の学校。先輩・後輩と幅広い交流を持ち、よきロールモデルと出会えることがいちばんの強みです」と話し、説明会を終えました。

イメージ写真

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