受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

片山学園中学校

2020年10月3日(土)

学習塾のノウハウを生かして設立された、富山県初の中高一貫校

 校訓に「孝・恩・徳」を掲げる片山学園中学校・高等学校は、富山県で最初に設立された中高一貫校です。北陸3県で学習塾・予備校を展開する育英センターが、2005年に中学を、2008年に高校を開校させました。キャンパス内には男子寮・女子寮を置き、全国各地から入学者を集めています。

 オンラインで行われたこの日の説明会であいさつに立った中学副校長兼寮長の望月尚志先生は、「『塾がつくった学校』であることが強みです。学習塾で培ったノウハウを生かした受験指導を行って、生徒がめざす進路実現をサポートしています」と述べました。英語・数学・国語は、中1の2学期から習熟度別授業を実施。効率の良い学習カリキュラムで基礎学力を伸ばすとともに、アクティブ・ラーニング型の授業を行い、思考力・判断力・表現力を高める教育も実践しています。また、育英センターの講師が希望者を対象に行う1コマ2時間の夜間授業、演習力を高める「土曜塾」、長期休暇中の特別講習会なども実施しています。

 国際理解教育にも力を注いでおり、イギリスのイートン校を訪れる英国語学研修(高1)、スイスやフランスへの短期留学(中2~高2の希望者から選抜)のほか、オーストラリアの学校と交換留学を行うなど、さまざまな国際交流プログラムを用意し、異文化に触れて視野を広げる機会を数多く設けています。また、英語では、外国人講師によるオールイングリッシュの会話型授業や、オンライン英会話学習システムなども導入し、実践的な語学力の向上に努めています。

 学生寮は「つるぎ寮」(男子)と「さくら寮」(女子)の二つがあり、現在は76名が寮生活を送っています。寮はすべて個室で、家具の配置も自由に変えられます。学習面でも、各学年の学年主任が寮の担当も兼ね、寮生の学習状況を管理・把握しています。また、毎日夕食後の2時間は寮での学習時間となっており、育英センターの講師が訪れ、質問などに対応するとともに、学習が遅れ気味の生徒には特別授業なども行っています。さらに、1か月に12~15回、医学部で学ぶチューターが1対2の指導を行うなど、フォロー体制も万全です。望月先生は「定期テスト直前の日曜日には、朝の9時から夜10時まで『缶詰勉強会』が実施され、寮生同士で楽しく競い合いながら学習に取り組みます。こうしたイベントは、生徒たちの学習意欲を向上させるようです。育英センターと提携しているので、個別指導映像授業を視聴することもできますし、医学部に進学した先輩を招いた講演会などもあります」と話しました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、4~5月にオンライン授業を行ったため、学生寮にWi-Fiを完備したことについても触れました。感染症予防にも配慮し、寮生全員の検温を毎朝実施するなど、一人ひとりの健康確認もしっかり行っています。さらに、緊急事態宣言が発令された4月には、教員からのメッセージ動画をいち早く全校生徒の保護者に配信し、現況や今後の対応を知らせたそうです。

 同校では、本校で行われる推薦入試や一般入試のほかに、関東(港区)・東海(名古屋市)・関西(大阪市)で「国内入試」を行います。2021年度の国内入試は3地域とも1月8日に実施。関東会場は、これまでの埼玉から東京都内に変更になり、TKP品川カンファレンスセンターで実施されます。一方、東海会場は名古屋プライムセントラルタワー、関西会場は天満研修センターとなっています。望月先生は「特待生制度や特待寮生制度などもあるので、ぜひチャレンジしてください」と伝えました。

イメージ写真 自然が豊かな好環境で、学業に励みます。1期生が卒業した2011年春から10年連続で東大に現役合格者を輩出しています

www.katayamagakuen.jp/ 別ウィンドウが開きます。

ページトップ このページTopへ