受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

十文字中学校

2020年10月6日(火)

心身ともに健やかな、自立して生きる女性の育成をめざす

 1922年に開校した文華高等女学校を起源とする十文字中学・高等学校は、建学の精神である「自彊不息(じきょうやまず)」の下、心身ともに健やかで、社会的にも自立した女性の育成をめざす進学校です。2016年から「Move on プロジェクト」という学校改革を推進している同校では、アクティブラーニング、探究学習、理数教育、英語教育に力を入れる一方、将来、グローバル社会で活躍するための「強さ」や「優しい心」を育てる情操教育も重視しています。

 オンラインで行われた説明会の冒頭、入試募集対策室副室長の池田力先生は、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校期間中の取り組みについて紹介しました。同校では4月から6月までの間、Zoomによるライブ授業や、YouTubeによるオンデマンド授業の配信を並行して実施し、各教科の教員が指導に趣向を凝らして学びを継続しました。とりわけ、数学や英語はZoomを駆使したライブ授業を数多く実施する一方、その動画をGoogle classroomにもアップロードし、何度でも視聴できるようにしたそうです。池田先生は「ライブ授業を復習用にアップロードしたことで、ライブ配信中に生じる回線不良や音声の不具合にも対応しやすくなり、ライブ授業の欠点を補うことができました。本校では遠隔授業でもていねいなサポートを心がけ、基礎力を培う学びを積み重ねています」と胸を張ります。

 続いて、話題は「Move on プロジェクト」の具体的な内容へと移り、「キャリアプログラム」「未来の探究」「英語教育」「理数教育」の4点から説明が行われました。一つ目の「キャリアプログラム」では、幅広い分野から専門家を招いて多彩な講演会が開催されます。たとえば昨年は、アイスランド大使と共に「女性の地位向上」について英語で語り合う機会を設けたり、お茶の水女子大学の学生によるロボットセミナーを開いたりしました。また、第二外国語として中1以上の希望者を対象に、毎週月曜の放課後に中国語講座が無料で開講されています。中学では総合学習の時間に、礼法・筝曲・華道・茶道も学んで日本文化への理解を高めます。

 二つ目の「未来の探究」では、中1で「自分史づくり」に、中2で「職業調べ」に、中3で「個人研究」に取り組みます。外部のコンテストにも積極的に挑戦し、東京都主催の中学生科学コンテストには4年連続で出場。経済同友会主催の教育フォーラムにも3年連続での参加を果たしました。また、ICT教育環境の充実も図っており、各教室には電子黒板が設置されました。高1からはパソコンを1人に1台持たせ、学校生活で幅広く活用しています。

 三つ目の「英語教育」では、グローバルな視野を広げ、発信型のスキルを養成します。教科書は「NEW TREASURE」のデジタル教科書を採用し、全学年で少人数での習熟度別授業が行われています。英検®対策はオンラインでサポートし、音読学習支援システムも活用して、楽しく自発的に英語の学習に取り組める環境を整えています。また、入学時点で英検®3級以上の実力を持つ生徒を対象に、オールイングリッシュの取り出し授業も実施しています。国際理解教育も充実させ、オーストラリア研修(中3)とアメリカ研修(高1・2)に加えて、高校生を対象とした3か月のオーストラリア短期留学や、1年間の単位認定留学といった制度も用意しています。

 四つ目の「理数教育」については、理科実験室の横に「サイエンスパーク」を設けています。これは生徒が自由に触れられる空間に、実験器具や元素模型を展示したもの。遊び心がたっぷりで、自然科学への興味を持った「リケジョ」を育てる同校ならではの取り組みです。

 いずれの教科でも小テストでこまめに理解度を測りながら、放課後や長期休暇中には補習・講習も実施して、大学受験を突破する力を培います。池田先生は「本校は、基礎力を培う『勉強』がいちばん大事だと考えています。多様な体験で学習意欲を高め、未来を切り開く力を育てる教育をこれからも実践していきます」と語り、説明会を締めくくりました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 校庭は人工芝で、25mの屋内プール(6コース)、冷暖房完備の体育館などもあり、運動施設は充実しています

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