受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

高輪中学校

2020年10月6日(火)

本質を追究する学びで、自分の意志で進路を切り開く「力」を育てる

 今年3月にJR山手線・京浜東北線に誕生した新駅「高輪ゲートウェイ」駅から徒歩6分、地下鉄の「泉岳寺」「白金高輪」の両駅からも徒歩5分以内と、アクセス至便な高輪中学高等学校。その前身は、京都の西本願寺が1885年に創設した「普通教校」です。1901年に現在の高輪に移転後、1906年に西本願寺から独立し、新時代にふさわしい教育機関として「高輪中学校」と改称されました。「自分の意志で自分を戒め正す」という意味の校訓「自主堅正」を掲げ、「豊かな学力と自主精神」を育む教育を実践しています。

 「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」を教育理念に掲げる同校。校長の平野豊先生は「中高の6年間は、心身ともに大きく成長する時期です。明らかに変化していくのがわかる体の成長に対し、精神の成長は目には見えませんが、一人ひとりが自分の内面にしっかりと向き合い、物事の本質を追究する時間を過ごしてもらいたいのです」と語ります。それを実現するために設定されたのが、「人を育てる指導」「大学へ進学させるための指導」という二つの教育目標です。平野先生は「まずは社会性を身につけさせるために、本校では『時間を守る』『礼儀を正す』『空間や身なりを清潔にする』といった基本的な生活習慣を確立させ、生徒に自立を促していきます。さらに授業・体験学習・部活動を通じて、好ましい人間関係を築いてほしいと願っています」と語りました。

 1学年は約240名で、40名×6クラス編成とし、毎年クラス替えを実施します。専任教員の割合が8割と高く、11名の教員からなる学年団が中学入学から高校卒業までの6年間を担当。生徒一人ひとりの成長を見守りながら、目の行き届いた指導ができる環境を整えているのは大きな魅力です。

 具体的な教育内容や学校生活については、教頭の江口崇先生が説明しました。6年間は3期に分かれており、前期(中1・2)は「基礎学力徹底期」という位置づけで、クラスは学力が均等になるように編成します。数学は中2までに、国語・英語は中3の1学期までに、それぞれ中学の学習内容を学び終えます。「進路決定・学力伸長発展期」に当たる中期(中3・高1)には、選抜クラスを2クラス設置し、習熟度別授業を行います。「総仕上げ・進路達成期」と呼ばれる後期(高2・3)は文系・理系に分かれ、選抜クラスがそれぞれ1クラス設けられます。英語・国語・数学は、高2までに高校内容の学習をほぼ終了。高3からは進路別のクラス分けは行わず、選択授業を多く設けて多様な進路希望に対応していきます。

 「本物に触れて、本質を追究する」ための体験学習も充実しています。上高地で散策や飯ごう炊さんを行い、自然を再確認する「自然体験学習」(中1)、農作業や工芸といった共同作業を通して伝統的な産業や文化について考える「農工芸体験学習」(中2)、沖縄の離島でホームステイをする「西日本探訪」(中3)などが行われています。高2では全員がオーストラリアでの海外学校交流に参加し、現地の高校訪問や、農家でのファームステイを経験します。また、希望者を対象とした語学研修や留学の機会も豊富で、イギリスのサリー大学で行われるサマースクール(13日間)、アメリカ語学研修&ホームステイ(10日間)のほか、アメリカ・サンタクルーズへの長期留学(8か月間)なども用意しています。

 2021年度入試は、昨年度と同じく2月1日午前、2日午前・午後、4日午前に実施。このうち2日午後は算数1科です。また、「繰り上げ合格者を出すときは、複数回受験者から選びます」という説明もありました。

イメージ写真 冷暖房完備の体育館や全天候型グラウンドなど、運動施設も充実。中学生の9割以上がクラブや同好会に所属し、日々の活動に励んでいます

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