受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

明治大学付属中野中学校

2020年10月8日(木)

基礎学力養成と生活指導を重視。明大と連携したキャリア教育で可能性を伸ばす

 3校ある明治大学の付属・系属校のなかで、唯一の男子校である明治大学付属中野中学・高等学校。校訓の「質実剛毅・協同自治・修学錬身」を柱として、「知・徳・体」をバランス良く鍛える全人教育を実践しています。

 入試広報委員長の佐々木孝彦先生は、「建学の精神・校訓を生徒にもわかりやすく、『みんなで仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう』と言い換え、これを学園の合言葉としています。学校生活では『あいさつをきちんと』『時間やルールを守る』『学生にふさわしい身だしなみ』といった社会常識を養うことを重視しているため、生活指導はやや厳しいかもしれません」と話します。校風や生徒の雰囲気については「男子だけで伸び伸び過ごせる環境だからか、素直で思いやりがある生徒が多い」とのこと。出席率も高く、3か年・6か年皆勤者がたくさん出るのも自慢だそうです。大学付属校のメリットとしては「スポーツや趣味、興味を持ったことに費やせる時間が多く、早くから大学での学びを意識して進路選択ができる点です。なかには高校在学中に明大経理研究所のサポートを受けながら簿記の学習を始め、大学2年で公認会計士の資格を取得した生徒もいます」と述べました。

 中学は1学年約240名で、6クラス編成です。「みんなでじっくり、ゆっくり学ぶ」という指導方針に沿って、極端な先取り教育は行わず、全教科をバランス良く学びます。特進クラスは設けておらず、習熟度別授業も実施していません。成績不振者には指名制の補習などでフォローしています。ほかにも、始業前と放課後には平常講習を、夏休みには短期間の夏期講習を開講しています。

 実践的な英語教育にも力を注いでいます。中1・2は1クラスを2分割した少人数で、英会話の授業(週1コマ)を受けます。中3~高2は1対1のオンライン英会話をほぼ週1コマ程度の計画で実施しています。さらに、中3以上を対象に、ネイティブによる英作文添削も行い、4技能をバランス良く伸ばします。このほか、希望者を対象にした語学研修も充実しており、中学生は春休みにニュージーランドで11日間のホームステイを実施。高校生対象のアメリカ研修では、夏休みに14日間のホームステイと、大学や国連本部などを訪問するキャリア教育が行われています。

 学校行事も多彩で、入学直後にはオリエンテーション合宿が行われ、長野県の「岳明寮」への移動教室(中1・2、高1)があります。修学旅行は、中3では京都・奈良、高2では沖縄を訪れます。ほかにも、歴史・文化・科学技術などについて校外の学習施設で学ぶ「教科見学会」(中1・2、高1)、スキー・スノーボード講習(中1~高3希望者)、六大学野球応援(高1)など、さまざまな行事があります。

 キャリア教育にも力を注いでいます。たとえば中学では、将来の進路決定の動機付けになり、社会人としてのマナーを身につけることも目的とした「職業体験」を実施します。高校では、NPOによる「進路セミナー」やOBによるガイダンスが行われ、生徒に高校卒業後の学びや、就きたい職業を意識させる機会を提供しています。明治大学との連携プログラムも充実しており、全10学部の内容を紹介する「明治大学特別進学講座」や、各自が興味のある学部の講義を聴講する「明治大学公開授業」は、生徒からも好評です。

 なお、明治大学への内部推薦の可否は、高校3年間の学業成績と推薦テストなどで判定されます。毎年、卒業生の約8割が明治大学に推薦で進学しますが、「他大学受験にも配慮したカリキュラムであり、進路に合わせて個別に指導していきます」とのこと。国公立大学については、明治大学への被推薦権を保持したまま受験できるそうです。

 2021年度入試は例年どおり、2月2日・4日の2回実施されます。佐々木先生は「4科の合計点で判定しますが、例年、差がつくのは算数です。第1回で不合格でも、第2回で合格する受験生も少なくありません。ぜひ2回挑戦してください」とエールを送りました。

イメージ写真 JR・都営大江戸線「東中野」駅から徒歩5分、東京メトロ東西線「落合」駅から徒歩10分の通学しやすい立地も魅力。2018年春に校舎・グラウンドのリニューアル工事が完了しました

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