受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

女子聖学院中学校

2020年10月8日(木)

キリスト教に基づく人間教育で個性を伸ばし、グローバルに協働できる女性を育てる

 米国プロテスタント教会の婦人宣教師バーサ・F・クローソンによって創立された女子聖学院は、創立115周年を迎えるミッションスクールです。建学の精神に「Love God and Serve His People 神を仰ぎ 人に仕う」を掲げ、キリスト教に基づく人間教育を実践しています。

 オンラインで開催された、この日の説明会の冒頭、広報室長の佐々木恵先生は、教育目標である「Be a Messenger ~語ることばをもつ人を育てます~」に触れ、「本校は、生徒一人ひとりが『神様から与えられた自分の賜物(たまもの)とは何か』を問い続け、気づき、大切にしていく学校です。毎朝の礼拝を教育の柱に据えて、自分と他者への理解を深めながら、グローバルに協働できる女性を育てています」と話しました。

 続いて、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校期間中の教育内容について紹介しました。同校は2019年9月、プロジェクターや電子黒板などを備えた多目的教室「フューチャールーム」を開設し、本格的なICT教育をスタートさせていました。11月には探究ICTプロジェクトが始動し、指導体制を整えたうえで、クラウドサービス「G Suite」の活用を進めました。そのおかげで、休校となってからも早い段階で、各教科の授業のオンデマンド動画と課題を週5日配信することが可能になり、生徒たちが自宅でスムーズに学習を進められるよう、適切にサポートできたそうです。また、アンケートアプリによる小テストや、ビデオ通話アプリによる質問対応、音読テストも実施しました。さらに、オンラインで個人面談やホームルームなども行い、生徒とコミュニケーションを図ったといいます。佐々木先生は「生徒たちは与えられた環境のなかで、学習や生活のリズムを崩すことなく、主体的に充実した毎日を過ごしました」と強調しました。

 次に、生徒会が作成した学校紹介動画が流れました。そこでは、さまざまな行事を通して、後輩に対する思いやりの心や責任感が強まったこと、みずからを律する大切さを知ったことについて、生徒自身のことばで生き生きと語られていました。また、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、恒例の合唱コンクール実施について、生徒会が代替企画、「JSG-ARTNEXT2020」を立案しました。この企画は、困難な状況にある人々に届けたいと思う歌を生徒たちが選び、その曲の世界観をアートで表現しました。その作品は、オンラインと限定来校のハイブリットで公開される11月2日・3日の創立115周年記念祭(文化祭)で発表するそうです。

 説明会後半では、教育の特色について具体的な説明がありました。まず、英語についてはGlobal 3day Program、Academic Writing、レシテーションコンテスト、スピーチコンテストなど、自分の考えを英語でアウトプットするプログラムが多数用意されています。緩急をつけながら、上手にスピーチをする生徒の姿も動画で紹介されました。佐々木先生は、20年以上続いている中1・2の「聞く・話す」という国語の授業に触れ、「週1コマの『聞く・話す』では、調べもの学習や発表を主にした授業を行っています。日本語でも英語でも、自分の思いを自分のことばでプレゼンテーションできる力を身につけています」と話しました。

 基礎学力の向上を図る学習支援体制も充実しています。自習室「JSGラーニングセンター」にはチューターが常駐する質問コーナーが設置されており、生徒はいつでも質問できます。利用可能時間は19時までとなっており、放課後のクラブ活動が終わってから自習に励む生徒も多いそうです。さらに、全学年を対象とした無料の課外講座「JSG講座」を前期・夏期・後期の年3回開講するなど、きめ細かい指導を徹底して、難関大学合格に必要な学力を養っています。

 最後に、入試に関する説明がありました。2021年度入試はすべてウェブ出願となり、一般入試の2科・4科選択は2月1日午前のみ実施。午後入試はすべて2科です。また、2日午前には英語表現力入試、日本語表現力入試に加えて、算数・文章問題・グループ面接を行う「言語・数理リテラシー入試」が行われるとのことです。

イメージ写真 2020年9月に開設したフューチャールームでは、iPadで作成したプレゼンテーション資料を投影し、相手の心に届くプレゼンテーションを実践しています

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